注意:
(1)Windows NTは、Windows 95/98/Meとは異なり、2台目以降のハードディスクにもインストールできます。しかし、Windows
NTのプログラム本体はパーティション1(Dドライブ)や2台目のハードディスクにインストールされても、起動部分(OSローダー)は通常1台目のパーティション0(Cドライブ)にインストールされます。従って、パーティション0(Cドライブ)は、Windows
NTが認識できるファイルシステム(=FAT16)であることが必要です。
たとえば、FAT32でフォーマットされたWindows 95/98/MeがインストールされているパソコンにWindows NTをインストールしても、Windows
NTを起動することはできません。
(2)Windows 2000もWindows NT同様、2台目以降のハードディスクにもインストールできます。起動部分(OSローダー)は、通常1台目のパーティション0(Cドライブ)にインストールされます。Windows
2000を1台目のハードディスクのパーティション1(Dドライブ)以降にインストールする場合、システムコマンダーの機能を使い、パーティション0(Cドライブ)を隠すことで、OSローダーをWindows
2000と同じパーティションにインストールすることもできます。2台目以降にインストールする場合は、この方法は使用できません
(3)Windows NTは、その起動部分が、ハードディスクの先頭から2ギガバイト以内に収まる基本FAT16にインストールされなければ起動することができません(Windows
2000にはこの制約はありません)。
(4)PCにプリインストールされているWindows NT/2000で、リカバリーディスクで供給されているものを使用すると、PCの出荷時の状態に戻ってしまうものがあります。そういったリカバリーディスクを使ってWindows
NT/2000を追加インストールすることはできません。その場合は、Windows NT/2000の製品版が別途必要となります。
1. マシンを起動し、システムコマンダーの選択メニューを表示します。次に、Alt+OでOSウィザードを起動します。
2. OSウィザードのダイアログが表示されたら、キャンセルボタンをクリックし、[スタート]の[パーティション操作]を選択します。
3. パーティションのマニュアル操作の画面 が表示されますので、Windows NT/2000に必要な空き容量を作成してください。
4. Windows NT/2000のインストールディスクをフロッピードライブに入れ、システムを再起動します。Windows NT/2000のインストーラーに従って、OSをインストールします。
5. Windows 2000のインストールでは、MBR(マスターブートレコード)と呼ばれる所が更新されます。その結果 、システムコマンダーのOS選択メニューが表示されなくなり、マルチブートが出来なくなります。従って、インストールが終了したら、次のことを実行して、システムコマンダーを有効にして下さい(Windows
NTの場合、この作業は必要ありません)。
6. フロッピードライブにシステムコマンダーのユーティリティディスクを挿入し、再起動します。自動的に、MBR(マスターブートレコード)が更新されます。
以上の方法で、Windowsを共存することができます。
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