ウイルス対策ソフトを導入済みであっても、ウイルスやトロイの木馬から100%確実にコンピュータを保護することはできません。以下に挙げるようなルールに従えば、ウイルス攻撃により影響を受けるリスクを大幅に減らすことができます。そして、万一感染してしまった場合でも損失も軽減できます。
ウイルスの被害を受けないための基本的な手法の1つは、感染の予防です。コンピュータの場合、ウイルス感染を予防するには、感染のリスクとデータ損失を軽減するためのいくつかのルールに従う必要があります。
以下にウイルス攻撃を防止するために守る必要がある主なセキュリティルールを挙げます。
ルール 1
常にコンピュータをアンチウイルスプログラムとインターネットセキュリティソフトウェアで保護した状態に保ちます。そのために、以下のことを行う必要があります。
『カスペルスキー アンチウイルス5』をインストールします。
データベースを定期的にアップデートします。ウイルスが流行している期間中は Kaspersky Labのアップデートサーバー上のデータベースが絶え間なく更新されるので、このような場合は毎日数回アップデートを取得するようにしてください。
リアルタイム保護は「推奨」設定を適用します。リアルタイム保護は、システム起動直後から直ちに有効になり、コンピュータへのウイルスの侵入を防止します。
Kaspersky Labが推奨するオンデマンドスキャン設定を適用し、少なくとも週に1度はスキャンが実行されるようにスケジュールを設定します。
ルール 2
新しいデータをコンピュータにコピーする際には、以下のように十分注意します。
リムーバブルメディア (フロッピーディスク、CD-ROMドライブ、フラッシュカードなど) を使用する場合は、その前に必ずそれらをスキャンして、ウイルスに感染していないことを確認します。
電子メールには十分注意します。電子メールの添付ファイルは、送られてくるはずのファイルでない限り、たとえ知人から送られてきたものでも決して開かないようにします。特に、アンチウイルスサービスを提供する会社からであるとして送られてきた電子メールは、信用しないようにしてください。
インターネットからダウンロードしたデータには十分注意します。プログラムをダウンロードするように促された場合は、必ずそれをセキュリティ証明書で確認するようにします。
インターネットまたはLANから実行可能ファイルをダウンロードした場合、まずファイルを『カスペルスキー アンチウイルス5』でスキャンします。
訪問するWebサイトを選択するようにします。Webサイトの中には、危険なスクリプトやインターネットワームが置かれているサイトもあります。
ルール 3
ライフボートから提供される情報には、すべて注意深く目を通すようにします。
新しいウイルスが現れると、ほとんどの場合、その拡大がピークに達する前にそのウイルスについてユーザに警告します。この時点ではまだ感染するリスクは低いのですが、最新のデータベースをダウンロードしておけば、以後、コンピュータを保護することができます。
ルール 4
ウイルスの脅威を警告する電子メールが届いたら、デマでないかを疑います。
ルール 5
Windows Updateを定期的に実行してOSを最新の状態に保ちます。
ルール 6
使用するソフトウェアは、必ず正規販売代理店から、正式にライセンスされた製品を購入するようにします。
ルール 7
コンピュータを使用できるユーザ数を制限します。コンピュータを使用するユーザが複数の場合は、ユーザごとにアカウントを作成し、各人のアカウントでログオンして使用するようにします。
ルール 8
バックアップや緊急用の起動ディスクを作成し、万一の感染による損失を最低限に抑えます。
定期的にデータをバックアップして、データ損失が発生した場合にも、バックアップコピーを使用して迅速に復元できるようにしておきます。ソフトウェアのインストーラやその他の重要なデータが入っている配布ディスク、フロッピーディスク、その他のメディアを、安全な場所に保管しておきます。
いつでも「クリーン」なオペレーティングシステムで起動することができるように、常に緊急用の起動可能ディスクを作成するようにします。
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