『Kaspersky Anti-Hacker』では、5段階のセキュリティレベルの切替が可能です。
<<5段階のセキュリティレベル>>
◆ すべて許可
コンピュータのセキュリティシステムを無効にします。このセキュリティレベルを選択すると、あらゆるネットワークアクティビティが許可されます。
◆ 安全性
- 低
ユーザが指定したアプリケーションルールによって明示的に禁止したアクティビティを除く、すべてのアプリケーションのネットワークアクティビティが許可されます。
◆ 安全性
– 中
アプリケーションのネットワークイベント情報が通知されるので、パフォーマンスに合わせたセキュリティシステムを設定できます。ネットワークアプリケーションがローカルネットワークやインターネットに接続しようとすると、トレーニングモードが有効になりアプリケーションおよびネットワーク操作の詳細が表示されます。ユーザはこのデータに基づいて、このイベントを今回だけ許可または遮断するか、このアプリケーションのアクティビティを完全に遮断するか、同じタイプに限りこのアプリケーションのアクティビティを許可するか、またはネットワーク通信の設定を追加するか、いずれかのアクションを選択します。選択に基づいて、このアプリケーションに対するルールが作成され、自動的に適用されます。
※Kaspersky
Anti-Hackerインストール直後は「安全性 – 中」に設定されています。
◆ 安全性
– 高
ユーザがアプリケーションルールによって明示的に許可したアクティビティを除き、すべてのネットワークアクティビティを禁止します。このセキュリティレベルを有効にすると、トレーニングダイアログボックスは表示されません。また、ユーザルールで指定されていない接続は確立されません。
※このセキュリティレベルに切り替えた後にインストールされたすべてのアプリケーションは、インターネットおよびローカルネットワークにアクセスできなくなります。
◆ すべて遮断
コンピュータがインターネットやローカルネットワークにアクセスできないようにします。このレベルは、コンピュータが物理的に接続されていない状態と同じになり、インターネットやローカルネットワークを介した接続がまったく確立できなくなります。
<<ステルスモード>>
「安全性 - 高」、「安全性 -
中」、「安全性 - 低」を有効にした場合は、「ステルスモード」という補助のセキュリティツールを設定できます。このモードでは、ユーザが開始したネットワークアクティビティのみが許可され、ユーザルールによって明示的に許可されているアクティビティを除き、すべてのタイプのアクティビティ(コンピュータへのリモートアクセス、pingユーティリティを使用したコンピュータのテストなど)が禁止されます。
これは、コンピュータが外部から「見えなくなる」ことを意味します。つまり、ハッカーにとっての攻撃目標が見えにくくなるため、コンピュータに対するすべての攻撃を阻止できます。さらに、あらゆるタイプのDoS(サービス停止)攻撃からコンピュータを防御できます。
データの透過性とデータへのアクセスの利便性を確保しているため、このモードを設定することでWeb作業のパフォーマンスが低下することもありません。こちらから開始するネットワークアクティビティは許可します。
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