◎同義語:Dropper、トロイの木馬型ドロッパ
これらのトロイの木馬は、犠牲となるマシン上でユーザが知らないうちに他のマルウェアをインストールするために利用されます。Dropperは、アーカイブファイルやOSの中で発生したエラーについて、何も表示しないか、間違ったメッセージを表示させつつペイロードをインストールします。そのときの新しいマルウェアはローカルディスクの特定の場所に落とされて実行されます。
Dropperは通常以下の構造を持っています:
メインファイル
そのDropperのペイロードを含む |
ファイル1
最初のペイロード |
ファイル2
2番目のペイロード |
・・・
その他、コーダが選択した多くのファイル |
Dropperの機能には、すべてのペイロードファイルをインストールして実行するためのコードが含まれています。
ほとんどの場合、ペイロードは他のトロイの木馬を含んでおり、少なくとも一つは hoax (ジョーク、ゲーム、グラフィック等)になります。hoax は、そのDropperが引き起こす行為が無害であるかのようにみせてユーザの気をそらすためですが、実際には危険なペイロードのインストールを隠蔽するためのものです。
このようなプログラムを使うハッカーには2つの目的があります:
1. 他のトロイの木馬のインストールを隠蔽したい
2. アンチウイルスソリューションを欺いてすべてのコンポーネントが解析されないようにしたい
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