GPTのダイナミックディスクからの回復

GPTハードディスクをダイナミックにしてしまった!

GPTダイナミックデイスクを削除する方法

の続きとなります。

「ダイナミックGPTディスク」にしてしまった場合、変換して「ベーシックGPTディスク」にはできません。

戻す方法としては、『LBイメージバックアップ12 Pro』を使用し
▼バックアップと復元なら
「ダイナミックGPTディスク」 をバックアップして、「ベーシックGPTハードディスク」に対してパーティション単位で「復元」
▼コピーなら
「ダイナミックGPTハードディスク」を、別の「ベーシックGPTハードディスク」に対して、パーティション単位でコピーして回復。という方法となります。

パーティション単位で「先頭」「末尾」の「特別」パーティションは等倍で戻し、C:ドライブは復元先に応じてリサイズして「復元」します。

ただ問題はC:ドライブの後ろにある「特別」パーティションの位置です。前から順に戻した場合、末尾の「特別」パーティション分だけ空けないと、復元する事が出来ません。全く同サイズのハードディスクが復元先ならいいのですが、少しでもサイズが異なると入らなかったり、未割り当てが末尾にできてしまいます、

その為復元時には、「先頭からパーティション単位で復元」「末尾の特別パーティションを位置移動指定して復元」「最後にC:ドライブの復元」となります。コピーの場合は「先頭からパーティション単位でコピー」「末尾の特別パーティションをコピー」「パーティションの移動」「最後にC:ドライブのコピー」となります。

■バックアップと復元手順
LBイメージバックアップ12 Pro起動CD/USBで起動します。「復元」ウィザードを進めて、復元イメージを指定します。「ダイナミックGPTハードディスク」が表示されたら、パーティション単位で先頭から1パーティションずつ復元を実施します。先頭の3つパーティションまで復元したら…

「C:ドライブ」部分の復元を後にし、「末尾」パーティションを指定して、復元先として「未割り当て」を指定します。復元位置が3つのパーティションの続きます。

ここで、右側にある「後の未割り当てりサイズを指定」に「0」と入力しENTERします。(自動的に1MBとなりますが気にしないで)

この「復元」後に、C:ドライブ部分を復元して、起動させてください。

■コピーの場合
コピー先用に「ベーシックGPTハードディスク」を1台用意します。

LBイメージバックアップ12 Proで「ドライブコピー」タブを指定し、コピー単位は「パーティション」を選択して、先頭からパーティション単位で3つコピーし「適用」します。
末尾の「特別」パーティションを指定して4つ目を置いたら、「パーティション操作」タブを指定し、4つ目のパーティションの位置を「パーティションの移動」でハードディスクの末尾に移動させます。「適用」して実施します。

この後、また「ドライブコピー」タブを指定し、パーティション単位でC:ドライブ部分をコピーします。
LBイメージバックアップ12 Proでは、「パーティションのコピー」と「パーティション操作」は別タブの機能となっておりますので、ご注意ください。

こんな大変な方法でしか、「ダイナミックGPTハードディスク」にしたパーティション配置で「ベーシックGPTハードディスク」には戻せる方法は見つかりませんでした。

GPTダイナミックデイスクを削除する方法

前回の裏ブログ「GPTハードディスクをダイナミックにしてしまった!」の続きです。まず『LBイメージバックアップ12 Pro』でダイナミックGPTディスクのバックアップを「ハードディスク」単位でバックアップします。

元に戻すには、次回公開の「ダイナミックGPTハードディスクからの回復」方法で復元します。ただ新しいハードディスクを用意せず、同じハードディスクに復元したい場合は、一度ダイナミック状態を削除しないといけません。(コピーの場合は別のハードディスクがあるので、次回の方法でコピー後、ダイナミックにしたハードディスクを後日ベーシックハードディスクに戻す方法です)

GPTで初期化されたハードディスクをダイナミックディスクにした場合、「ディスクの管理」でも、LBイメージバックアップ12 Proでも、パーティションを削除することも、そのままOSを再インストールすることも出来ません。(全領域を削除して「未割り当てにしても)ダイナミックディスクへは、新規OSのインストールすらできません。

2つの方法でこのGPTハードディスクをMBRハードディスクに戻せますが、どちらも全データは削除されて、空のハードディスクとなります。

そのうちの簡単な方法は「コマンドプロンプト」を使用して「diskpart」からの「clean」コマンドを使用する事となります。

(もう一つは「LBパーティションワークス15」の抹消機能を使用して、初期化方法を含めて抹消する方法ですが、相当な時間がかかりますので、お勧めは致しません)

この早くて簡単な「コマンド」と手順をご案内致します。

なんとLBイメージバックアップ12 proの起動USBメディアから「コマンド」実行ができます。(起動CDではできません、またWindowsにインストールしたLBイメージバックアップ12 Proではできません)

Windowsが起動する環境で、該当ハードディスクが増設接続できる時は、Windowsの「コマンドプロンプト(管理者)」(または「Windows PowerShell(管理者)」で実施して下さい。Windowsの手順は記事末尾

コマンドの記述はWindowsも、LBイメージバックアップ12 Proのコマンドも、同じです。

LBイメージバックアップ12 Proの起動USBメディアで起動し、右上「ユーティリティ」から「コマンドの実行」を選択します。

この画面の左下に入力欄がありますここにコマンドを入力します。
diskpart <enter>

list disk <enter>

ハードディスクの配置が文字で表示されます。

右端に * * マークがあるハードディスクが ダイナミックのGPTディスクです。 「ディスク0」「ディスク1」等のハードディスク番号を確認します。ハードディスク番号が確認出来たら、その番号を選択して指定します。

select disk 0 <enter>

ディスク0が選択されました。(または指定したハードディスク番号)と表示されたら

clean <enter>

と入力します。

「DiskPartはディスクを正常にクリーンな状態にしました」と表示されたら、LBイメージバックアップ12 Pro コマンド画面を閉じます。

clean前はダイナミックGPTハードディスクが、ベーシックMBRハードディスクとなっています。

【参考】Windowsの場合
「Windows」コマンドは、Windows10アップデートのWEBサイトから、Windows10のISOイメージを入手して作成するインストール(WindowsUpdate)DVDからのディスク起動で実行できます。
Windowsのディスクで起動し、「今すぐインストール」の画面下部の「コンピュータを修復する」-「 トラブルシューティング」-「コマンド プロンプト」を指定します。

また、該当のハードディスクを、増設ハードディスクに接続した場合は、Windowsを起動し「スタート」-「Windowsシステムツール」-「コマンドプロンプト」を右クリックして「その他」-「管理者として実行」で起動します。(この時はディスク番号を間違えない様、十分ご注意ください)

使用するコマンドの「diskpart」「list disk」「select disk 0」「clean」の流れは同じです。(select時のディスク番号は環境によって変わります)

次回はダイナミックGPTハードディスクだった環境を、「復元」や「コピー」してベーシックMBRハードディスクにて起動する方法です。

写真と動画を自動で整理!

スマホで撮った写真や人からいただいた写真、動画を、とりあえずピクチャフォルダに放り込んで、たまってしまいました。

1080個の画像、動画になっています。  

                       

これを、Photo Organizer Proで、外付HDDに整理して、わかりやすく保存したいと思います。

Photo Organizer Proをインストールして立ち上げます。

起動時の画面

最初に、どのフォルダを整理したいか指定します。
この例では、「ピクチャ」フォルダにたまっているので、「ピクチャ」フォルダを指定します。

ピクチャフォルダが指定されました。
複数のフォルダをまとめて整理したい場合は、再度「フォルダを追加」をクリックして複数指定することもできます。

続いて、どこに整理して保存するか指定します。
外付Eドライブに保存したいので、「参照」から外付E:を指定します。

整理するときのフォルダ名やファイル名を指定できますが、よくわからない場合は特にいじらず、「処理を開始する」をクリックして大丈夫です。

写真/動画が整理されます。

1080個の写真/動画でしたが、2~3分で完了しました。こちらをクリック。

Eドライブ内に整頓されてコピーされています。c(*゚ー^)ノ*・’゚☆

※ Eドライブ内に「PhotoOrganizer」フォルダができ、その中に↑これが入っています。

※ フォルダを年ごとに分けたい場合は、実行する前に、「コピー先フォルダ」タブで「撮影年/撮影日」を選択します。

↑この設定で実行すると、整理されたときに年ごとのフォルダができ、その中に月日ごとのフォルダで保存されます。

内容を確認後、コピー元の「ピクチャ」フォルダの中身は、不要であれば削除してください。

GPTハードディスクをダイナミックにしてしまった!

以前から「裏ブログ」で何度も取り上げている「ベーシックディスク」を「ダイナミックディスク」にして「ハイブリッド ダイミックディスク」になったハードディスクを元に戻せるか。についての続報です。

MBRハードディスクの場合、「LBパーティションワークス15」「LBイメージバックアップ11 Pro」等で戻すことが可能でした。

気づいたら「ダイナミックディスク」・・・・

ハイブリッド ダイナミックディスク

この変な「ダイナミックディスク」については上記過去の記事でも紹介してきました。このダイナミックディスクをGPT環境で実施しまった場合、どうしたらいいのでしょうか。

ハイブリッドダイナミックディスクの場合、前だけが青い時はメニューに「ベーシックデイスクへ変換」が出ますし、前と後ろが青い場合、メニューでは「セクタの編集」等しかメニューも出ません。でもメニューがあっても「ベーシックディスクへ変換」してもOSが起動できなくなります。

もともとダイナミックとは、MBRハードディスク環境でパーティション数が足りないのを基本パーティションで増やす荒業的なパーティションの初期化方法の変更でした。GPTハードディスクではべーシックハードディスクでもパーティション数は128個まで可能のためダイナミックディスクへ変換するメリットはありません。
また「RAID」と同じようなことができますが、ダイナミックにするより、RAIDを導入した方が簡単で管理しやすいため、使っている方は殆どいません。
(なぜGPTハードディスクでも「デイスクの管理」でこの「ダイナミックディスクへ変換」メニューが選択可能かは、Microsoftのみが知っている…)

でも選択できる限り、誤ってGPTディスクなのに「ダイナミックディスクへ変換」してしまう可能性はゼロではありませんよね。

どうやって、GPTディスクの「ハイブリッドダイナミック」をデータの消失なしで「ベーシック」に戻せるのか、 イメージからの復元、ハードディスクのコピー ではOSは起動するのか、「LBパーティションワークス15」「LBコピーワークス13 」「LBイメージバックアップ11 Pro」「LBイメージバックアップ12 Pro」での対応はどうか、いろいろな実験をしてみました。

………実験中…… あれ?起動しない、あ、ブート情報が、こっちは? この方法は? こっちも試してみよう… ( . . ) φメモメモ 

【結論】
別のベーシックディスクを用意して、 「LBイメージバックアップ12 Pro」で「パーティション単位でコピーする」(コツがいります)、または「LBイメージバックアップ12 Pro」で「パーティション単位で復元」(コツがいります) で、ベーシックディスクからの起動可能となりました。(詳細は次回)

残念ながら
①どのソフトでも元のディスクからそのまま変換して起動は不可能
②「LBパーティションワークス15 SP1a」「LBコピーワークス13 SP1a」「LBイメージバックアップ11 Pro SP1a」どれもイメージからもコピーからも起動ができませんでした。

なお、「ダイナミックディスク」になってしまったハードディスクは、「LBパーティションワークス15」の「ディスクの抹消」機能を使用するか、Windowsのコマンドプロンプトで、diskpart コマンドで cleanをしない限り(消去) ベーシックディスクに戻すことは出来ませんでした。どちらの場合もハードディスク上のパーティションとデータはすべて削除されます。(この方法も後日)

スケジュールバックアップ― スリープ時のバックアップ、終了後にシャットダウン

LB イメージバックアップ12 Pro』のスケジュールバックアップでは、時刻が来た時にPCがスリープ状態でも、復帰してバックアップを実行します。

また、バックアップが終了したら電源を切る設定もありますので便利です。
夜に時刻を設定しておけば、バックアップが終わったらPCの電源も自動で切れます。

いずれも、スケジュール設定を保存する際に指定します。手順は下記の通りです。

           

1. スケジュールバックアップの設定の詳細は、下記利用ガイドの 「8-3 スケジュールバックアップの設定手順」をご参照ください。
https://support.lifeboat.jp/docs/ib12/ib12_guide.pdf
               

2. 下記の画面になりましたら、「編集」をクリックします。

           

3. オプションが表示されます。ご希望の項目にチェックを入れてください。

                

4. 「保存」をクリックし、画面にそってスケジュールバックアップの設定を完了してください。