GPTダイナミックデイスクを削除する方法

前回の裏ブログ「GPTハードディスクをダイナミックにしてしまった!」の続きです。まず『LBイメージバックアップ12 Pro』でダイナミックGPTディスクのバックアップを「ハードディスク」単位でバックアップします。

元に戻すには、次回公開の「ダイナミックGPTハードディスクからの回復」方法で復元します。ただ新しいハードディスクを用意せず、同じハードディスクに復元したい場合は、一度ダイナミック状態を削除しないといけません。(コピーの場合は別のハードディスクがあるので、次回の方法でコピー後、ダイナミックにしたハードディスクを後日ベーシックハードディスクに戻す方法です)

GPTで初期化されたハードディスクをダイナミックディスクにした場合、「ディスクの管理」でも、LBイメージバックアップ12 Proでも、パーティションを削除することも、そのままOSを再インストールすることも出来ません。(全領域を削除して「未割り当てにしても)ダイナミックディスクへは、新規OSのインストールすらできません。

2つの方法でこのGPTハードディスクをMBRハードディスクに戻せますが、どちらも全データは削除されて、空のハードディスクとなります。

そのうちの簡単な方法は「コマンドプロンプト」を使用して「diskpart」からの「clean」コマンドを使用する事となります。

(もう一つは「LBパーティションワークス15」の抹消機能を使用して、初期化方法を含めて抹消する方法ですが、相当な時間がかかりますので、お勧めは致しません)

この早くて簡単な「コマンド」と手順をご案内致します。

なんとLBイメージバックアップ12 proの起動USBメディアから「コマンド」実行ができます。(起動CDではできません、またWindowsにインストールしたLBイメージバックアップ12 Proではできません)

Windowsが起動する環境で、該当ハードディスクが増設接続できる時は、Windowsの「コマンドプロンプト(管理者)」(または「Windows PowerShell(管理者)」で実施して下さい。Windowsの手順は記事末尾

コマンドの記述はWindowsも、LBイメージバックアップ12 Proのコマンドも、同じです。

LBイメージバックアップ12 Proの起動USBメディアで起動し、右上「ユーティリティ」から「コマンドの実行」を選択します。

この画面の左下に入力欄がありますここにコマンドを入力します。
diskpart <enter>

list disk <enter>

ハードディスクの配置が文字で表示されます。

右端に * * マークがあるハードディスクが ダイナミックのGPTディスクです。 「ディスク0」「ディスク1」等のハードディスク番号を確認します。ハードディスク番号が確認出来たら、その番号を選択して指定します。

select disk 0 <enter>

ディスク0が選択されました。(または指定したハードディスク番号)と表示されたら

clean <enter>

と入力します。

「DiskPartはディスクを正常にクリーンな状態にしました」と表示されたら、LBイメージバックアップ12 Pro コマンド画面を閉じます。

clean前はダイナミックGPTハードディスクが、ベーシックMBRハードディスクとなっています。

【参考】Windowsの場合
「Windows」コマンドは、Windows10アップデートのWEBサイトから、Windows10のISOイメージを入手して作成するインストール(WindowsUpdate)DVDからのディスク起動で実行できます。
Windowsのディスクで起動し、「今すぐインストール」の画面下部の「コンピュータを修復する」-「 トラブルシューティング」-「コマンド プロンプト」を指定します。

また、該当のハードディスクを、増設ハードディスクに接続した場合は、Windowsを起動し「スタート」-「Windowsシステムツール」-「コマンドプロンプト」を右クリックして「その他」-「管理者として実行」で起動します。(この時はディスク番号を間違えない様、十分ご注意ください)

使用するコマンドの「diskpart」「list disk」「select disk 0」「clean」の流れは同じです。(select時のディスク番号は環境によって変わります)

次回はダイナミックGPTハードディスクだった環境を、「復元」や「コピー」してベーシックMBRハードディスクにて起動する方法です。

写真と動画を自動で整理!

スマホで撮った写真や人からいただいた写真、動画を、とりあえずピクチャフォルダに放り込んで、たまってしまいました。

1080個の画像、動画になっています。  

                       

これを、Photo Organizer Proで、外付HDDに整理して、わかりやすく保存したいと思います。

Photo Organizer Proをインストールして立ち上げます。

起動時の画面

最初に、どのフォルダを整理したいか指定します。
この例では、「ピクチャ」フォルダにたまっているので、「ピクチャ」フォルダを指定します。

ピクチャフォルダが指定されました。
複数のフォルダをまとめて整理したい場合は、再度「フォルダを追加」をクリックして複数指定することもできます。

続いて、どこに整理して保存するか指定します。
外付Eドライブに保存したいので、「参照」から外付E:を指定します。

整理するときのフォルダ名やファイル名を指定できますが、よくわからない場合は特にいじらず、「処理を開始する」をクリックして大丈夫です。

写真/動画が整理されます。

1080個の写真/動画でしたが、2~3分で完了しました。こちらをクリック。

Eドライブ内に整頓されてコピーされています。c(*゚ー^)ノ*・’゚☆

※ Eドライブ内に「PhotoOrganizer」フォルダができ、その中に↑これが入っています。

※ フォルダを年ごとに分けたい場合は、実行する前に、「コピー先フォルダ」タブで「撮影年/撮影日」を選択します。

↑この設定で実行すると、整理されたときに年ごとのフォルダができ、その中に月日ごとのフォルダで保存されます。

内容を確認後、コピー元の「ピクチャ」フォルダの中身は、不要であれば削除してください。

GPTハードディスクをダイナミックにしてしまった!

以前から「裏ブログ」で何度も取り上げている「ベーシックディスク」を「ダイナミックディスク」にして「ハイブリッド ダイミックディスク」になったハードディスクを元に戻せるか。についての続報です。

MBRハードディスクの場合、「LBパーティションワークス15」「LBイメージバックアップ11 Pro」等で戻すことが可能でした。

気づいたら「ダイナミックディスク」・・・・

ハイブリッド ダイナミックディスク

この変な「ダイナミックディスク」については上記過去の記事でも紹介してきました。このダイナミックディスクをGPT環境で実施しまった場合、どうしたらいいのでしょうか。

ハイブリッドダイナミックディスクの場合、前だけが青い時はメニューに「ベーシックデイスクへ変換」が出ますし、前と後ろが青い場合、メニューでは「セクタの編集」等しかメニューも出ません。でもメニューがあっても「ベーシックディスクへ変換」してもOSが起動できなくなります。

もともとダイナミックとは、MBRハードディスク環境でパーティション数が足りないのを基本パーティションで増やす荒業的なパーティションの初期化方法の変更でした。GPTハードディスクではべーシックハードディスクでもパーティション数は128個まで可能のためダイナミックディスクへ変換するメリットはありません。
また「RAID」と同じようなことができますが、ダイナミックにするより、RAIDを導入した方が簡単で管理しやすいため、使っている方は殆どいません。
(なぜGPTハードディスクでも「デイスクの管理」でこの「ダイナミックディスクへ変換」メニューが選択可能かは、Microsoftのみが知っている…)

でも選択できる限り、誤ってGPTディスクなのに「ダイナミックディスクへ変換」してしまう可能性はゼロではありませんよね。

どうやって、GPTディスクの「ハイブリッドダイナミック」をデータの消失なしで「ベーシック」に戻せるのか、 イメージからの復元、ハードディスクのコピー ではOSは起動するのか、「LBパーティションワークス15」「LBコピーワークス13 」「LBイメージバックアップ11 Pro」「LBイメージバックアップ12 Pro」での対応はどうか、いろいろな実験をしてみました。

………実験中…… あれ?起動しない、あ、ブート情報が、こっちは? この方法は? こっちも試してみよう… ( . . ) φメモメモ 

【結論】
別のベーシックディスクを用意して、 「LBイメージバックアップ12 Pro」で「パーティション単位でコピーする」(コツがいります)、または「LBイメージバックアップ12 Pro」で「パーティション単位で復元」(コツがいります) で、ベーシックディスクからの起動可能となりました。(詳細は次回)

残念ながら
①どのソフトでも元のディスクからそのまま変換して起動は不可能
②「LBパーティションワークス15 SP1a」「LBコピーワークス13 SP1a」「LBイメージバックアップ11 Pro SP1a」どれもイメージからもコピーからも起動ができませんでした。

なお、「ダイナミックディスク」になってしまったハードディスクは、「LBパーティションワークス15」の「ディスクの抹消」機能を使用するか、Windowsのコマンドプロンプトで、diskpart コマンドで cleanをしない限り(消去) ベーシックディスクに戻すことは出来ませんでした。どちらの場合もハードディスク上のパーティションとデータはすべて削除されます。(この方法も後日)

スケジュールバックアップ― スリープ時のバックアップ、終了後にシャットダウン

LB イメージバックアップ12 Pro』のスケジュールバックアップでは、時刻が来た時にPCがスリープ状態でも、復帰してバックアップを実行します。

また、バックアップが終了したら電源を切る設定もありますので便利です。
夜に時刻を設定しておけば、バックアップが終わったらPCの電源も自動で切れます。

いずれも、スケジュール設定を保存する際に指定します。手順は下記の通りです。

           

1. スケジュールバックアップの設定の詳細は、下記利用ガイドの 「8-3 スケジュールバックアップの設定手順」をご参照ください。
https://support.lifeboat.jp/docs/ib12/ib12_guide.pdf
               

2. 下記の画面になりましたら、「編集」をクリックします。

           

3. オプションが表示されます。ご希望の項目にチェックを入れてください。

                

4. 「保存」をクリックし、画面にそってスケジュールバックアップの設定を完了してください。

Air Live Drive Pro が “wasabi “に対応

Air Live Drive Pro アップデート1.6.0 で、wasabi とAmazon S3に対応しました。

                

wasabiの設定手順をご紹介いたします。
            

Wasabi は法人向けで、個人向けのストレージのような「ユーザー名」「パスワード」の登録でなく、下記のような「アクセスキー」での登録になります。

                

Wasabiを使用するには最初に「フォルダー」のような「バケット」を作成し、複数名で使用するには「User」を設定したり、アクセス制限をかけるなら「Policies」を設定するようです。(難解です・・・)

こちらのサイトを参考にさせていただきました。
https://magnets.jp/web_design/webservice/11009/
                     

Air Live Drive Proで使用するには、バケットを作成して、Access Keysを発行すれば可能です。
         

バケットを作成しました。

              

続いてAccessキーを発行します。

「CRIEATE NEW ACCESS KEY」をクリックし、まずは主ユーザーとなるルートユーザーを指定して、ウィザードを進めキーを発行します。

         
Accessキー、シークレットキー 2種類あり両方必要です。ダウンロードして保管できます。                            

Air Live Drive Proを起動し、「クラウドストレージを追加」をクリック、「Wasabi」を選択します。

ルートユーザーの場合は、「REST endpoint」は何を選択しても大丈夫なようです。(アクセス制限のあるユーザーの場合は、該当のポイントを選択しないとALDPで接続できません。)

               

ALDPに登録されました。「接続する」をクリックし、動作をご確認ください。

             

複数のバケットを作成してあるのに、1つのバケットが直接開いてしまう場合は、Air Live Drive Proの接続を一度切断して、設定を開いてください。

設定画面で「共有ドライブとGoogle Team Driveを表示」にチェックを入れて、再接続をお試しください。

複数のバケットが表示され使用できることをご確認ください。

    

                                           

●サブユーザーでアクセスする場合

ユーザーを作成する際に、そのユーザーのAccessキーを取得します

               
「Programmatic」を選択してお進みください。

               
以降の設定はALDPには関連しませんので、任意に進め完了してください。

                      

ユーザーが登録されましたら、確認のためWebサイト上で正常にログインできることをご確認ください。

※ サイトのログイン パスワードは、ユーザーリストでパスワードを設定したいユーザーをクリックし(例ではAAA)、「Change Password」で設定できます。

                  

               

サブユーザーのログインは、ログイン画面で「Sign In As Subuser」をクリックしてログインできます。

              

正常にログインできることが確認できましたら、Air Live Drive Proで追加してください。

※ アクセス権限の設定によっては、バケットを作成したRegionを誤ると接続できません。複数のRegionにまたがる場合は「central」を選択してお試しください。 

            

            

※「接続しています」のまま数分たっても接続されない場合は、上記の「Region」や、アクセス権限の設定を再度ご確認ください。