スマートコピー機能で実験

LB コピー ワークス12には、「スマートコピー」という機能が搭載されて
います。OSがインストールされたHDDをコピーし、コピー元とはハード構成の
異なるPCに、コピー先のHDDを接続して起動させるための機能です。
当たり前ですが、この機能はLB コピー ワークス12でコピーしたHDDに対して
使うことを想定しています。

でも、コピーしたHDDではなく、元々つながっていたHDDをはずし、
他のPCに接続してこの機能を使用した場合はどうなるのでしょうか?
今回はPCを2台用意して、片方のPCのHDDを、もう片方のPCにつないで
起動できるようになるか、試してみます。

※メーカー製PCなど、OEM版のWindowsがプリインストールされている場合、
別のPCへの移行はライセンス上認められていない可能性がありますので
ご注意ください。(ここでは、OEM版ではなく製品版のOSを使用しています)

まず、PCを2台準備します。それぞれメーカは別で、CPUやマザーボード
などのハード構成も全然違います。1台目のPCをA、2台目のPCをBとします。
AにはWindows 7(製品版)がインストールされています。

AのHDDを外して、BのPCに接続して起動してみます。
当然、この状態では起動できないですね。

さて、それではCD起動でLB コピー ワークス12を起動し、
ウィザードメニューからOS調整ウィザードを選択します。

そのままウィザードを進めていくとWindows 7が検出されました。これを調整します。

修正方法を聞かれます。ここでは自動を選択して、そのまま完了させてしまいます。

完了したらPCを再起動します。今度はどうでしょうか。

Windows 7が起動できました。こんなこともできるんですね。
現状ではアイコンがやたら大きくて、インターネットにもつながらないですが、
適切なドライバをインストールすればOKです。ここではドライバのインストール
までは行いませんが、事前にUSBメモリなどにダウンロードしておくと効率的です。
今回はコピーを行っていないので、ここでの操作内容は完全にサポート外ですが、
自作PCなどで、PCの引越しにこの機能を使うのもアリかもしれないですね。
ただし、ライセンスには注意してくださいね。

CD起動時のネットワークドライバ☆一例

LB イメージバックアップ10で、
ネットワークドライブにバックアップしたい!

復元時に備えて、あらかじめCD起動を試すと、
ネットワークドライブが認識されないエラーが発生。


「ネットワークが存在しないか、または起動されていません。」




ごく一般的なネットワークドライバは、
LB イメージバックアップ10の起動CD(WindowsPE)内に
組み込んでありますが、

ご利用のネットワークカードによっては、
専用のドライバを手動で組み込んでいただく必要がございます。


ごく一般的な手順ですが、
ドライバの見つけ方をご紹介いたします。
ご参考にしてください♪♪



●ドライバの見つけ方その1

ネットで検索してダウンロードする

どんなネットワークコントローラが使われているのか、まず調べます。

コンピュータ右クリック「プロパティ」-「デバイスマネージャー」で
ネットワークのところに型式が出ています。




上記の場合は、Realtek PCIe GBE FAmily Controller
これを検索。

実際、このサイトで親切な方が
該当ドライバのダウンロードURLを教えてくださっていたので、そこをクリック。

リアルテックサイトにとびました。
(最初から、直接メーカーサイトに行って見つけてもよいですね。)

LB イメージバックアップ10 CD起動時のドライバは、
搭載のOSに限らず、Vista/7(x32)用をご入手してください。

全部英語でよくわかりませんが、一覧表の中に
「Vista and 2008 Driver」とありますので、
(適当に)この辺りをクリックし、ダウンロード。

ここからダウンロードしたドライバで、OKでした。
適用方法は 下記に記載。



●ドライバの見つけ方その2
PC付属のドライバのCD内を見てみる

付属のドライバCD内を見ると いろんなデータが入っています。
メーカーや機種によりそれぞれですが、
私の手持ちのCDの場合は「Driver」フォルダ がありますので
この中を見ます。

さらに、いろいろありますが、LANフォルダ内を見てみます。

中にはさらにさらにいろんなフォルダが入っているのですが、
それほど探し回ることもなく、「32」フォルダが見つかりました。

これがCD起動時に必要な一式です。
「32」フォルダごとUSBメモリなどにコピーしてください。

※このファイル群は、その1でダウンロードしたものと、
中身は同じです。


●CD起動時のドライバ適用手順

ドライバを入れたメモリ等を接続してCD起動、
アプリケーションランチャから、「ドライバのロード」をクリックします。




メモリ内を開くと、ご自身でご入手したフォルダの中に
「***.inf」というファイルだけが選択できます。



こちらを「開く」と、
「ドライバは正しく読み込まれました」となります。

アプリケーションランチャから
「ネットワーク構成」をクリックすると、エラーは解消され、
ネットワークが起動できました。c(*゚ー^)ノ*・’゚☆

(画像では見づらいですが、)
「ネットワークアダプタ」欄に型式が表示されています。
あとは利用ガイドにそって 完了してください!

LB メディアロック3の秘密領域を様々な環境で使用する

「LB メディアロック3」を利用して、USBメモリーや外付けHDDに秘密領域を作成すると、盗難や紛失時のデータ流失を心配せずにデータ持ち歩くことができて便利です。
新しいOSや仮想環境を利用して秘密領域を使用したいユーザも増えているので、手近なものを試してみました。

※以下の使用例は動作を保証するものではありません。お試しになる場合は、秘密領域や保存したデータを予めバックアップしておくことをお勧めします。

(1)Windows 8 Consumer Preview
年内には正式に販売開始される予定のOSですが、最近、ベータ版が一般公開になりました。

Windows8で秘密領域を認証
Windowsのログオン後、デスクトップ画面を表示させれば、Windows 7とほぼ同じ感覚で操作できます。特に問題はありません。

(2)仮想環境(VMware Player 4.0.2)
古いバージョンではUSBの扱いに問題があったようで、秘密領域を保存した外付けディスクをホスト⇔ゲストOS間で付け替えていると仮想マシンがハングしたりしました。最新版では特に問題はみられませんでした。

vmwareで秘密領域を認証

秘密領域を保存したUSB外付けディスクを仮想OSにマウントすると、秘密領域を使用できます。

USBを仮想OSにマウント

※「LB フリーレシーバー」もLB メディアロック3本体同様に使用することができました。

(3)仮想環境(Oracle VM VirtualBox 4.1.12)

こちらも問題無く使用できました。

VirtualBox

(4)Windows XP mode

Windows XP mode

※USB外付けストレージの秘密領域を使用する場合は「統合機能」による共有は使用せず、仮想PCにUSBストレージとして接続する必要があります。「統合機能」による共有を使用すると、「LB メディアロック3」が秘密領域の存在を認識できません。

USBの接続

「LB メディアロック3」はWindows以外のOSには対応していませんが、仮想環境ソフトウェアは様々なOS用のプログラムがあるので、LinuxやMachintosh等で秘密領域を使用したい場合に、便利かもしれません。

LB ブートマネージャーでWindows 2000をマルチブート

LB ブートマネージャーでサポートするOSは、XP/Vista/7になります。Windows 2000は、本当に使えないのでしょうか?XPがプリインストールされているPCに、同じ手順で、Winodows 2000を追加インストールしたところ・・・

LB ブートマネージャーの切り替え画面にWindows 2000が追加されています。

選択すると、Winodows 2000が起動しました。

もともと歴史のある製品ですので、2000にも対応できているようです。

※申し訳ありませんが、Windows 2000はサポート外です。Windows 2000のOS自体のサポートも終わっていますので、お試し頂くにしてもご自身の責任の範囲で行って頂きますようお願いいたします。

Windows7にパーティションコマンダー8をインストールしないで!

パーティションコマンダー8は、古いソフトで2006年頃の製品です。
もちろん現在は販売もサポートも終わっています。Windows 7にも対応していません。

Windows 7にインストールしたらどうなるのでしょうか。

Windows 7 は、とたんに起動できなくなります!

パーティションコマンダー8には、インストール時にMBR(マスターブートレコード)を書き換えます。この動作により、Windows 7は起動できなくなります。パーティションコマンダー8の機能で「Windows標準のMBR」に戻しても、Windows 7は起動できません。他の「起動情報」が壊れてしまう為です。Vistaでも同様です。
(CD起動でも、パーティションコマンダー8はWindows XP以降のパーティション仕様や起動情報の情報を含みませんので操作しないでください)

システムコマンダー7、システムコマンダー7plus、システムコマンダー8、パーティションコマンダー8で発生します。(全部WindowsXPまでの対応ソフトです)

「NTFS」パーティションだから大丈夫だろうなんて思っても、Windowsは進化するごとにパーティション仕様や、OS起動の仕様が変わっています。
絶対に対応OSではない環境にインストールしないようご注意ください。

もし誤ってインストールしたら!?   回復方法はあります!!

回復させたい時は、あわてて変な修復や操作をしないで、販売中の「Windows 7 /Vista」対応の、『LB パーティションワークス14』や『LB パーティションワークスCD起動版2』を購入しましょう。

こちらのソフトには優秀な起動情報修正ツール「ブートコレクタ」が付いてますので、これで「起動情報」を修正する事で起動回復します。

もちろんWindows 7 /Vistaのパーティション操作もできますし、イメージバックアップもできますのでお得です。