Windows PE版 起動CDのバージョン確認方法

LB イメージバックアップ11 ProやLB パーティションワークス15などの製品では、起動CDをお客様に作成して頂く仕組みになっております。環境によって、作成されるCDのPEのバージョンが異なりため、後で確認するときに困ることがあります。

すこし乱暴ですが、見た目のUIで識別が可能です。

■PE4.0の場合

– 起動時のロード画面
Windows 8、もしくはメーカのロゴが表示される。

– タイトルバーの見た目(UI)
Vista/7ライクなUI

■PE3.0の場合

– 起動時のロード画面
以下の画面が表示される。

– タイトルバーの見た目(UI)
XPライクなUI

■番外編(PE3.0とPE2.xの違い)
以下のように、PE起動時にStarting Windowsと表示されれば、3.0ベースです。表示されなければ、2.xベースとなります。

Windows8.1 はシステム修復ディスクがない?

過去の「裏ブログ」で、「システム修復ディスク」の作成方法をご案内していました。

Windows 8でシステム修復ディスクの作成
万一に備えて、システム修復ディスクの作成

ところが、Windows8.1では、「システム修復ディスク」のメニューがありません!

Windows8とWindows8.1は似ていますが、かなりOS内部の改変が行われており、回復方法の仕様やメニューも変わりました。(他にも起動情報管理の改編や、USB電源自動切断等があるようです。またこれは別の機会に)

Windows8.1のインストールディスクがある場合は、それで「システムの修復」が可能ですが、Windows8を ストアからWindows8.1へアップグレードした場合は「システムの修復ディスク」に代わるものを作成しないといけません。

今まではCDで「ディスク」を作っていましたが、Windows8.1はタブレット端末を念頭に開発された様子で、CDドライブがない環境で修復可能になるよう「USBメモリ」に作成する事となり、名前も「USB回復ドライブ」となりました。

作成方法はチャーム(Windowsキーと「C」を同時押し)を出して、「検索」に「回復ドライブの作成」と入力してください。
空のUSBメモリを指定して作成します。中のデータは削除されますので使用中のUSBメモリは使わないようにしましょう。

「USB回復ドライブ」で起動すれば、「オプションの選択」-「トラブルシューティング」-「詳細オプション」-「スタートアップ修復」があります。

【注意】
Windows8.1の「USB回復ドライブ」には他にも「PCのリフレッシュ」「PCを初期状態に戻す」「システムの復元」「イメージでシステムを回復」等、様々な回復機能が付いてますが、予め回復パーティションを作らないと動作しなかったり、指定を間違えると「新規インストール」になったり「上書きインストール」になったり、意図せぬ修復に進んでしまいます。気を付けましょう。

簡単にバックアップして復元できる専用ソフトの方が楽ちんだと思った次第。

ドライブバックアップとファイルバックアップ(2)


「ハードディスク全体」や「Cドライブ全体」のバックアップは、ハードディスクの「セクタ」単位でみて、その時、どのセクタにどんな内容が書かれているかを保存します。

復元時は、そのセクタの情報を再現します。

セクタを直に取り扱うので、ファイルの種類がどうこう、というのはなくなります。
セクタ情報は、こんなかんじ↓↓




そのため「不良セクタ」があると、正常に読めず動作できません。
事前のエラーチェックが重要になり、不良セクタのあるHDDはサポート外とさせていただいております。


●処理速度の比較です。
Windows7 Cドライブ100GB、データ量およそ25GB



ちなみに、ファイル単位のバックアップを復元すると、下記のようなフォルダに全データが入って復元されます。


この点も、ファイル/フォルダ単位のバックアップ/復元では起動できない理由になります。
(復元しても、Cドライブのデータがフォルダに入っていたのでは起動できません)

この場合やるとしたら、ファイル転送ウィザードでイメージを展開して、フォルダから出して復元します。

※「ファイル転送ウィザード」で、バックアップイメージを開き、「.pfi」の拡張子のファイルをダブルクリックすると、イメージが展開されます。

展開されたイメージを、フォルダ/ファイルごとにクリップボードに移します。
「次へ」進むと、転送先指定の画面が出ます。
ただし、Windowsのシステムファイルはここでもうまく転送できないことが多いです。Linux/Dos版起動CDで行うと成功します。



ドライブバックアップとファイルバックアップ(1)


Paragon Hard Disk Manager 12には、ドライブ全体のバックアップと、ファイル/フォルダ単位のバックアップ どちらも備わっています。

他のファイル単位のバックアップソフトでもそうですが、OSやソフトウェアは、ファイル/フォルダ単位のバックアップでは復元できません。

「Cドライブ内の全ファイルをバックアップしてあるから、いざというときはそれで元通りにできるのでは?」 と ときどきご質問をいただくことがありますが、「OSの万一」に備えるには、「ハードディスク全体」や「Cドライブ全体」のバックアップをお願いいたします。

どうしてファイル/フォルダ単位で全バックアップするのではだめなのでしょうか?
ドライブ全体のバックアップと何が違うのでしょう・・・・・・・・・・・・



ごく単純に、Cドライブ内の全データを他のHDDにコピーして、起動できるかやってみます。

※構成は下記の通り


まっさらな250GBのHDDにC内のデータを全コピー

そうすると、Windows上でコピー中に下記のようなメッセージがたくさん出て、とくにシステム関連のファイルは、何度「再試行」しても繰り返し出てくるので「スキップ」か「キャンセル」しかありません。

Windows上では、システム関連のファイルは扱えない(コピーできない)ものがある、ということになります。

↓ 新規でコピーしているのになぜか?上書き確認も多数・・・・



Windowsとは異なるOS、Linuxベースの起動CDで立ち上げ、C内の全データをコピーしますと、OSが異なるためシステムファイル等関係なくコピーされ、起動もできました。

※コピーした250GBで起動

※ご注意点
・コピー先の新ドライブは、「アクティブ:はい」に設定してください。



・もし起動しない場合、Windowsの「スタートアップ修復」を!


しかし、XPのときもそうでしたが、ファイル単位でコピーした場合、起動時に毎回、デスクトップにメモ帳が出てきます・・・。これは各自でご解決を。。ざっとみたところ、XPの対処法しか見つかりませんでした。

対処法↓↓
http://answers.microsoft.com/ja-jp/windows/forum/windows_7-performance/%E8%B5%B7%E5%8B%95%E6%99%82%E3%81%ABshellclassinfo/489b9c21-3ddf-4c74-9e91-1722aed48901?msgId=19e28c94-bcaf-4988-9c66-d49ed5b378cc



Windows上では、システム関連のファイルは取り扱えないものがあること、また、たとえ全データをコピーできたとしても、上記のようにどこか元の状態ではないことがわかります。

緊急事態で、なんでもよいからとりあえず起動したい場合はお試しいただく価値はあると思われます。

それと実は、 「ハードディスク全体」や「Cドライブ全体」のコピー/バックアップに比べ、ファイル単位のほうが、すごく時間がかかります。

比較した結果と、ドライブ単位のコピー/バックアップについて、(2)に続く! c(*゚ー^)ノ*・’゚☆

Windows 8でのチェックディスク

Windows 7やVista、XPでチェックディスクを行う場合、コンピュータ→
Cドライブを右クリック→プロパティ→ツールタブを開くと、そこからチェックディスク
が実行できました。ところが、Windows 8 では特にエラーがない場合、「このドライブを
スキャンする必要はありません」と表示されます。

「ドライブのスキャン」をクリックすると、スキャンが行われますが、
従来までのものとは表示される内容が異なります。

Windows 8 で従来通りの方法でチェックディスクを行う方法は、ライフボート
のFAQページで公開しています。

https://www.lifeboat.jp/support/db/013130301001.html

ここでは、コマンドプロンプトを使わずに、チェックディスクを実行する方法を
ご紹介します。使うのは、フリーウェアの「CheckDiskGUI」というソフトです。
以下のURLからダウンロードできます。英語版のみで、他の言語はないみたいです。

http://www.wieldraaijer.nl/others.html

このソフトを使うと、コマンドプロンプト画面で入力しなくても従来どおりの
チェックディスクが行えるのですが、もう一つ利点があります。このソフトを
Dドライブに入れて実行するとその結果をログとして残せるんです。

通常、Cドライブ以外のエラーチェックの結果をログとして残したい場合、その
ドライブにあるファイルなどを開いた状態で、チェックディスクを実行する必要
があります。ところが、最初からこのソフトを、対象のドライブに入れて実行すると
そのまま結果をログとして残せます。実際にやってみましょう。Dドライブに
「CheckDiskGUI」を入れて実行します。

CheckDiskGUIが起動します。

ここで、対象のドライブを選択し、「Fix」または「Fix and Recover」をクリックします。
ちなみに、「Fix」はチェックディスクのオプションで「ファイル システム エラーを自動
的に修復する」、「Fix and Recover」は「ファイル システム エラーを自動的に修復する」
と、「不良セクターをスキャンし、回復する」を有効にしたときと同じ内容で実行します。

ここでは、Dドライブを選択して「Fix」をクリックします。


以下の画面が表示されたら、「いいえ」をクリックします。

続けて、以下の画面が表示されます。「はい」をクリックします。

英語で、すぐに再起動するかどうかの確認メッセージが表示されます。

あとは、「はい」をクリックすると、再起動してチェックディスクが実行され、
結果がログとして保存されます。

このソフトはWindows XP、Vista、7でも使えますので、興味のある方は試してみてくださいね。