ログを取るソフト

パソコンで様々な操作をした記録を残しておいて、チェックできるソフトがライフボート社では2種類販売しています。

「LB アクセスログ」「USB HardLocker」です。

「LB アクセスログ」はログだけが取れるソフト、「USB HardLocker」はログ取得以外に、鍵がないユーザーへは、画面ロック機能やUSB機器(ストレージ)の追加禁止、ネットワークの禁止機能があります。

機能を比べると、単純に「USB HardLocker」は「LB アクセスログ」に沢山の機能が付いた上位ソフトのように思えますが、ログ取得について大きな違いがあります。

1台のパソコンがあります。複数の人間でPCを使用するとします。

「LB アクセスログ」

Aさんでログインした時は「インターネット履歴」だけのログ、Bさんは「ファイル操作」と「インターネット履歴」、Cさんは「ストレージの追加」記録。のように、個別にログ取得の種類を変えられます。

家族で使用するときに、「お父さん」は「ログイン」「キーボード」だけ、「子供」は「ファイル操作」「インターネット履歴」だけ、等の様にログ対象を変えられます。ログインユーザーを増やすたびに設定する事となります。どちらかと言えば「個人向け」でしょうか。

「USB HardLocker」

管理者が一括で取得ログの種類を指定しますので、誰がログインしても設定で指定したログがすべて取得されます。使用者が誰でも関係なくログを取ります。ログインユーザーを増やしても設定の必要がありません。


どちらかと言えば「会社」や「業務」使用に向いています。

それぞれのソフトの違いで使い分けると便利です。

SATA-IDE互換XPを RAID環境に移行

ある環境で動作しているWindowsは、ハード構成の違う他のPCや環境に移しても通常は起動できません。

今回はSATA-IDE互換モードで動いているXPを、サードパーティのRAIDボードを使用したストライピング(またはミラー)環境に移行できるのか?やってみました。

使用しているWindowsを他のPCに移行することは、Windowsやソフトのライセンスに抵触する場合がありますので、ライセンス関連は各自にてご注意いただきますようお願い致します。


移行元:
下記の30GBのXPです。



Paragon Hard Disk Manager 12で、新しいハードディスクにコピーして、移行先に持っていきます。
「パーティションコピー」で必要なところだけコピーしました。
(HDDを外してそのまま持って行ってもよいのですが、念のためコピーしました。手順の都合上、コピー時に拡大は行いません)




コピーしたWindowsを移行先で使いたいですが、いきなりRAIDボートに接続しても、このXPはこのRAIDボードのことを知らない(起動できない)ですし、ストライピングだったら先にRAIDを組まなくてはいけません。




そこで手順としましては、 ひとまず 単独で、コピー元と似た環境にし、起動しやすい条件にして起動させます。
ハードディスクはマザーボードに直差し、BIOSはIDE互換モードに設定すると起動できました。




PCが違うので、いちばん最初の起動時はマウス/キーボードの認識に何分もかかったり、ディスプレイやらネットワークやら、「ドライバがない」メッセージがしきりと出ますので、まずはこのPCに合ったドライバ類をインストールしてください。

そしていっしょに、RAIDドライバもインストールします!




通常に起動できるようになりました!




続いて、このRAIDドライバがインストールされた環境を、Paragon Hard Disk Manager 12でもう一度バックアップします。(バックアップウィザード↓)

バックアップが済んだらシャットダウンして 希望のRAIDを構築します。
RAIDボードに500GB×2台つなげてストライピングの設定をしました。(いったんXP環境は消えます)




RAIDを組めたところで、先ほどバックアップしたイメージを復元します。
イメージのXPには、すでにRAIDドライバが入っているので起動できるというすんぽうです!


復元操作は、Paragon Hard Disk Manager 12のPE4.0版で起動して行います。
PE版もRAIDボードを知らないのでこうなりますが、あらかじめボードメーカーのサイトからダウンロードしてきたドライバ(Win7x64用)を用意してありますので、「ドライバの追加」。




すると、RAIDが見えましたーー!!なかなか感動です。
500GB×2台 で1TBで認識されています。




復元ウィザードで復元します。



イメージは30GBほどなのですが、1TBに拡大して復元。
5分ほどで完了しました。

再起動するとなんなく起動。ディスクの管理でも1TBになっています。C(*゚ー^)ノ*・‘゚☆




ちなみにRAID環境のシステム情報は


RAIDではない環境と比較してみてください♪
[スタート]-[すべてのプログラム]-[アクセサリ]-[システムツール]-[システム情報]
Win8は→ http://win8.mari-g.com/2013/01/blog-post_1214.html

Windows XPのサポート終了

Windows XPのサポートが4月9日(日本時間)で終了してしまいます。これを機に新しい
PCを導入した方、または導入を検討されている方も多いのではないでしょうか。
個人的には、Windows XPはとても使いやすくてお気に入りなので、サポート終了は
非常に残念です。

どうやら、Windows XP上でWindows Updateを行うと、「Windows XP サポート終了の
お知らせ」という項目が適用されるようです(2014年3月現在)。

で、適用後にPCを起動すると、こんなメッセージが表示されます。ここではサポートの
終了日が4月8日になっていますが、これは米国時間を基準にした日付です。

上記画面の「こちら」の部分をクリックすると、Microsoftのページが表示されます。
ここにはWindows XPのサポート終了についての詳しい説明が書かれています。

大まかには、Windows Updateのセキュリティ更新プログラムが、サポート終了後は
提供されず、マイクロソフトのウィルス対策ソフト、Microsoft Security Essentials
もダウンロードできなくなる、ということが書かれているようです。また、ページにも
記載されている通り、これから新しく発売されるソフトや周辺機器の対応OSからも、
Windows XPは外されていくことが予想されます。今後もXPを使い続けたい場合は、
何か起きても自力で解決する…という姿勢が必要のようです。

なお、ライフボート製品のサポートについては以下のサイトを参照してください。
https://www.lifeboat.jp/info/20140312001.html

今後もXPを使い続けるという方は、セキュリティには十分に注意してくださいね。

パーティションの足し算(初心者向け)

CドライブとDドライブが並んでいて、Cドライブの残りが少なく、Dドライブが余っているときに、Cドライブの拡大をする場合、「空き領域の移動」がお勧めの方法です。

その他にパーティション操作には「結合」という機能があります。

「結合」っていうとCドライブとDドライブを足して融合させるような印象でつい拡大の為に指定したくなりますが、注意が必要です。

算数では 1+3も3+1も結果は「4」で同じですが、パーティション操作する場合は足される方と足す方は明確に区別します。

「1+3」は「1」がベースで後から「3」となりますので、「1+(3)」って形でしょうか。「3+1」の場合は「3+(1)」となります。

( 括弧 ) に入った事で、動作ができなくなる場合が出てきます。

Windowsは 「1」だから動作します。「(1)」になると動かないのです。

DドライブにCドライブを足すと、WindowsであるCドライブがフォルダ化されてしまう為、、Windowsが起動できなくなります。この解説は以前も裏ブログで

Cドライブを広くする3つの方法(初心者向け)
としてご紹介もしております。

さて怖いのはWindows7/8の場合です。実はWindows上と、CD起動では「Cドライブ」の位置表示が変わる事があります!!

CD起動では「起動情報」のある位置を、CD起動時に「Cドライブ」として表示します。

WindowsXPやVistaの場合は「起動情報とOS本体は同じパーティション」内にあり、同じ位置が「Cドライブ」となります。

Windows7/8等では「Windows」が、2つに分かれて「起動情報」パーティションと、「OS本体」パーティションで出来ています。(UEFI環境のGPTディスクだともっと細かく分かれますが、ここでは触れません)

Windows上からは「OS本体」パーティションが「Cドライブ」。
CD起動では「起動情報」パーティションが「Cドライブ」です。

OSによってCD起動で「Cドライブ」の位置が変わってることに気付かずに、拡大作業をしたり、「結合」の足し算をしてしまう事となりますので気を付けましょう!!

Windows PE版 起動CDの32ビット(x86)、64ビット(x64)の確認方法(PE5.0編)

LB イメージバックアップ11 ProやLB パーティションワークス15などの製品では、起動CDをお客様に作成して頂く仕組みになっております。環境によって、作成されるCDのPEのバージョだけでなく、64ビットベースか、32ベースかも異なるため、後で確認するときに困ることがあります。

前に、PE3.0とPE4.0に見分け方はご紹介しています。Windows 8.1対応版ではWindows PE5.0になりました。こちらでも64ビットベースか、32ベースかの見分け方をご紹介します。

確認したところ・・・、PE4.0と同じでした。手順は以下の通りです。

(1) CD起動後、[オプション]-[ファイル転送]を選択して、[ファイル転送ウィザード]を起動します。

(2) ウィザードが起動したら、[次へ]をクリックします。

(3) ソース欄で、<Boot (X:)>を展開します。<Program Files (x86)>フォルダの有無を確認します。<Program Files (x86)>フォルダがある場合は、64bitベースです。ない場合には、32ビットベースとなります。