ダブルクリックでいつものバックアップを実行 - LB イメージバックアップ12 Pro

『LB イメージバックアップ12 Pro』 には、スケジュールバックアップ機能がありますので、曜日や時間などを指定して自動でバックアップを行うことが可能です。

また、バックアップ元、保存先 だけあらかじめ指定しておいて、任意の時間に実行する「オンデマンド バックアップ」も設定可能です。

この記事では、「オンデマンド バックアップ」を 『LB イメージバックアップ12 Pro』 を立ち上げるというひと手間をはぶき、ダブルクリックで実行する手順をご紹介いたします。

スケジュール バックアップでは、設定時刻にPCの電源が入っている必要がありますが、その時間が読めない場合や、
      
オンデマンドバックアップで、その都度 LB イメージバックアップを立ち上げるのが面倒になってきた・・・・・という場合などにお試しください。
※ サポート外の使い方です。ご利用は自己責任の範囲でお願いします。
                  

■ 設定手順
LB イメージバックアップ12 Proのスケジュールバックアップ機能を応用して、バッチファイルを作成します。
       

1,LB イメージバックアップ12 Proを起動し、スケジュールバックアップウィザードを立ち上げます。

   


        

2,ウィザードにそって進め、バックアップ対象と保存先をそれぞれ指定します。
例では、ディスク0全体を、Hドライブにバックアップします。




3,タスクを開始するタイミングでは、「オンデマンドバックアップ」を選択してください。

  

4,ウィザードを完了すると、タスクスケジュールが作成されます。



     

        


5,ここでいったんLB イメージバックアップを閉じてください。

6,スタートボタンを右クリックし 「コンピュータの管理」を開きます。

         

7 , コンピューターの管理画面が開きましたら、「タスクスケジューラ」-「タスクスケジューラ ライブラリ」を開きます。「Paragonタスク・・・・」で始まるタスクがありますので右クリックし「プロパティ」を開いてください。

           

8 , 「操作」タブから「編集」をクリックします。

             

9 , 「プログラム/スクリプト」欄の内容を丸ごとコピーし、これを「メモ帳」を開いて貼り付けてください。

10 , 先頭と最後に「 “ 」を入力します。

11 ,「・・・ exe”」のあとに、半角スペースを一つ入れてください。
     
         

12 , 次に、「引数の追加」欄の内容を丸ごとコピーし、先のメモ帳に続けて貼り付けます。

     
         

13 , 下記のような内容になります。適当な名前を付けて、デスクトップに保存してください。

                 


       

14 , 保存したテキストの拡張子を「bat」に変更します。

15 , 以上でbatファイルの作成は完了です。
    
     

■ バックアップの実行   
バックアップを実行したいときに、このbatファイルをダブルクリックしてください。

ユーザーアカウント制御のメッセージが表示された場合は、「はい」で続行します。

下記の黒いDOS画面が表示される場合がありますが、進捗状況は表示されません。
(黒い画面が表示される場合は、この画面が自動的に閉じたら、バックアップ完了です。)

                 

しばらく時間をおいて、保存先ドライブをご確認ください。

   

※ バックアップを繰り返し実行する場合、batファイルをダブルクリックする
  たびに、バックアップデータは常に上書きされます。
  上書きしたくない場合は、フォルダ名をわかりやすい名称に変更してから、
  次のバックアップを実行してください。


c(*゚ー^)ノ*・’゚☆
   

次の記事では             

■ batファイル実行時のDOS画面を表示させたくない場合
■ バックアップ完了後にPCの電源を切る場合  について、ご紹介いたします。


Red Hat Enterprise Linux 9 ディスクを替えて復元後、エマージェンシーモードで起動しない


 
You are in emergency mode. After logging in, type “journalctl -xb” to view system logs, “systemctl reboot” to reboot, “systemctl default” or “exit” to boot into default mode.

   
      
RedHatを元々、240GBのSSDにインストールしており、バックアップしました。1TBのHDDに交換して復元し再起動すると、上記のエラーで起動しませんでした。

上記のメッセージでは、ログインしてログを確認するように書かれていますが、もう1回再起動して起動時にESCキーを押すと、どこでエラーになっているか見ることができました。

上記の起動中の画面で「ESC」キーを押すと動作内容を確認できます。
/boot 、 /boot/efi にマウントしたあと、/homeのマウントで停止している様子です。


しばらくして、タイムアウトとなり、「You are in emergency mode.・・・」のエラーが表示されました。


       
             

結論からいいますと
LVMで/homeパーティションがある場合に、バックアップ時と異なるSSD/HDDに復元すると、/homeパーティションのマウント時にエラーになるようです。(BIOS、EFI環境を問わず)

バックアップ元と復元先のwwidが一致していないことが原因のようです。
     
         
ちなみに・・・・・   


こちら の記事は LVMに/homeが無い環境のバックアップ/復元です。



こちらはLinux初心者につき、/homeをコメントアウトして、いったんLinuxを起動させてから、OS上で修復を試してみます。

パスワードを入力後、マウントに関する内容が記載されているファイル を開きます。
vi /etc/fstab

           

ファイルが開きました。「/dev/mapper/rhel-home /home」の先頭に「#」を付けて保存し、再起動します。

       


/homeのマウントを無視したのでエラーが回避されて起動してきました。 下記をクリックしてrootでログインします。

     

起動しました!

      

管理画面を見てみると、/homeを飛ばしたため、表示されていません。当然ながらhome内のデータ類にもアクセス不可です。

         


ターミナルを立ち上げて、OSが起動時に何を読んでエラーになっているのか確認して修正します。
pvscan

sys_wwid eui.0025388501d8705f (SSDディスク)nvme0n1p3 が not foundになっています。
バックアップ時の元のSSDの型式か何かと思われます。

     

実際にはどんなディスクが接続されているのか確認
cd /dev/disk/by-id
ls

        

するとずらずらと表示されます。交換した現在のHDDはこちら。

            

0x以降の正しい番号をコピーします。OS上でやっているのでコピー&ペーストできます。これをこれから起動情報に貼り付けて修正します。

       

vi /etc/lvm/devices/system.devices

      

編集モードにして、下記の箇所を修正

   

eui を naa に変えます。(SSD→HDD)

         

wwid を修正できたので、コメントアウトした/homeを元に戻します。
vi /etc/fstab
「#」を削除して保存。これで再起動します。

        

        
使用していたアカウントを選択してログイン

       
    
起動OKです!c(゚ー^)ノ・‘゚☆
バックアップ時の homeの設定やデータ類も無事復元されていることを確認

    

   

Red Hat Enterprise Linux 9のバックアップと復元

『LB イメージバックアップ12 Pro』では、正式サポートは行っておりませんが、Linuxのバックアップ/復元も確認しています。Linuxが 1台のディスクにインストールされている場合であれば、可能です。

ディスクを交換して復元は可能ですが、パーティションサイズを拡大/縮小して復元することはできません。ご注意ください。

操作は起動USB/CDで行います。 Red Hat Enterprise Linux 9 の例でご紹介いたします。
         

今回の例では、240GBのSSDにインストールされています。

※ ちなみにデスクトップ画像を変更しました。


まずバックアップを行います。LB イメージバックアップ12ProのUSBで起動しました。
見づらくて恐縮です。

ダイナミック LVM、 未フォーマット などと表示されていますが、バックアップウィザードでバックアップ可能です。

  

SSD全体のバックアップを外付HDD(G:)に保存しました。

   
      
       

復元

別のディスクに交換して復元してみます。320GB(298GB)の空きHDDに交換しました。

   
復元ウィザードで復元します。

  

バックアップしたイメージを指定します。

     
         
320GB(298GB)の未割り当てのディスクに復元します。変更前、変更後は下記のように表示されています。

  
   

復元中

   
    

復元完了。再起動すれば元通り起動します。

    
    
管理画面でディスクサイズを確認。c(*゚ー^)ノ*・’゚☆

           

※ 復元後、エマージェンシーモードになり起動しない現象について調べました。次回はこちらについてご紹介します。

BitLockerで暗号化されたPCのバックアップ、コピー

BitLocker(ビットロッカー)はWindowsのドライブ暗号化機能です。
BitLockerの詳細は こちら(他社サイト) をご参照ください。
 
LB イメージバックアップ12 ProはBitLockerに対応可能でバックアップやコピーが可能です。BitLocker以外の暗号化には対応いたしませんのでご注意ください。  

Windows 10でのご案内になっていますが、Windows 11でもまったく同様となります。(2023/7/28)    
      

Windows 10(21H1) BitLocker有効化の環境です。


イメージバックアップ

  
LB イメージバックアップ12 Proでは、BitLockerで暗号化されたドライブには下記のような鍵のアイコンが付いて表示されます。

このままCドライブ(ディスク全体)のバックアップが可能です。
           

※ BitLocker有効化環境のバックアップは、必ずWindows上で行ってください。
  BitLockerはWindowsにログインしたときに解除(復号)され
  ます。
  CD/USBブートでバックアップした場合は、暗号化が解除されて
  いませんので、Cドライブがバックアップできません。下記は
  USBブートでバックアップしたバックアップデータです↓↓
  (Cの内容がカラになっています)

           
※ バックアップは暗号化が解除された状態で行われるため、必要に応じてデータにパスワードをかけることもできます。(復元時にパスワードが必要になります。)

                   
   
             
バックアップはWindows上で実行し、復元するときは通常通りCD/USBブートで復元します。(OS全体の復元は、Windows上ではできません)

復元ウィザードを起動し、バックアップしたデータを復元するときの画面です↓↓
復元完了後は暗号化は解除されます。復元完了後に必要に応じてBitLockerを再度有効にしてください。



           
             

コピー

BitLocker環境を丸ごとコピーし、コピー先に付け替えて起動を試しました。


     


         

******* 結 論 ****************************
 コピーは完了しましたが、RAWコピーのように非常に時間がかかりました。
 また、コピー先ディスクに付け替えて起動する際に、PCのEFI(BIOS)によって
 は、自動で何らかの調整を行う可能性があり、PCによっては起動できないこと
 もあるかもしれません。
 そのため、実際にやる場合は、暗号化を解除してからコピーのほうが確実かつ
 早い気がします。
*****************************************
     
            
コピー先HDDで起動してみます。
このテスト機のEFIの機能により、コピー元のSSD(ディスク0)をOFFにできなかったので、ディスク1を選択して起動。

            
念のため、コピー元の環境を削除しても起動できることを確認。c(*゚ー^)ノ*・’゚☆

   
             

LB イメージバックアップ11 Pro、LBコピーワークス13

LB イメージバックアップ11 Pro、LBコピーワークス13では、サポートは対象外とさせていただいております。(ご利用のPCによっては、 LB イメージバックアップ12 Proと同様に行える可能性はあります。)
BitLocker のドライブは、下記のように表示されます。
  
【LB イメージバックアップ11 Pro】
LB イメージバックアップ12 Proと同様に、Windows上でバックアップし、CD/USBブートで復元できました。復元完了後はBitLockerは解除されますので、必要に応じて再度有効にしてください。

     
       
【LBコピーワークス13】
LB イメージバックアップ12 Proと同様に時間がかかりました。BitLockerを解除してからコピーをお試しください。


クラウドストレージ間の重複ファイルを検索して削除 * 応用編

Duplicate Files Fixer 3』 (デュプリケート ファイルズ フィクサー)は、パソコン内の重複ファイルを検索して、簡単に削除できるツールです。
画像ファイルだけでなく、ドキュメント、音楽ファイル、動画ファイルなども検索できます。
特殊なファイルの場合は拡張子を追加して検索することもできるため、実質どんな種類のファイルも検索可能です。


             

バージョン3では、Googleドライブ、Dropbox内のファイルをアプリ不要で検索することができるようになりました。↓↓


※Duplicate Files Fixer 3 の正式対応 下記内のファイルを検索できます。
 Windows・Mac 3台にインストール可 
    

※ クラウドストレージのアプリをインストールしている場合は、Google
 ドライブ、Dropboxにかかわらず、
クラウド上のデータがパソコンに
 同期されて保存されており、内蔵ドライブ内を検索することになるため
 『Duplicate Files Fixer 3』で検索可能です。
 
         
        
―*―*―*―
    

下記のような場合は、『Air Live Drive Pro』(エアー ライブ ドライブ プロ)と併用していただくと(ある程度)可能です。

◆ アプリをインストールしたくない。(Googleドライブ、Dropbox以外)
◆ 複数アカウントのクラウドストレージを比較して重複ファイルを検索したい。
◆ 複数のクラウドストレージの重複ファイルを検索したい


※ 失敗したファイルもあったので、文末の<ご注意>をご参照ください。
※『Air Live Drive Pro』は、クラウドストレージをローカルドライブの使い勝手
 で使用できるようにする製品です。クラウドのアプリはもちろん不要です。
 『Air Live Drive Pro』製品詳細は こちらをご参照ください。
 

【 手順 】  

Air Live Drive Pro を設定します。
Air Live Drive Pro を使用すると、Googleドライブ、Dropbox以外のクラウドストレージも、複数アカウントのクラウドストレージも、ローカルドライブのように使用できるようになります。

         

この4つのファイルを、上記それぞれのクラウドストレージに保存して、『Duplicate Files Fixer 3』で検索してみます。

        
      
(データを保存後、)検索するドライブを、Duplicate Files Fixer 3 の画面にドラッグ&ドロップします。


    

重複ファイルの検索を実行すると、それぞれのドライブから同じデータが見つかりました。

    

※ 例ではわかりやすく同一ファイル名になっていますが、ファイル名が変更されていても、内容が同じであれば検索されます。
         

削除を実行するには、不要なファイルにチェックを入れて、「マークしたファイルを削除」ボタンをクリックします。
なお、残すフォルダを指定すれば、「オートマーク」ボタンで自動選択して削除できます。

    



                ↓ ↓ ↓


     
    

****<ご注意>****
ご参考までの使用方法です。この使い方のサポートはお受けできません。
  
●キャッシュの状況などからか?、クラウドストレージによっては、3MB程度の
 ファイルで、見つからないデータが発生することがありました。
 (必ず発生するわけではありません)
 削除もエラーで完了しないファイルもあったため、削除で失敗する場合は、
 重複ファイルの検出のみにご利用いただき、削除は手動でお願いします。
  
●大量のデータや、多くのストレージを一度にやろうとすると非常に時間がかかる
 ことが考えられます。