Windows8.1 でインテル スマート・レスポンス・テクノロジーを試す

SSD と HDD 併用で高速化するインテル スマート・レスポンス・テクノロジー(ISRT)ですが、サポートにもぽつぽつお問い合わせがありますので、Windows8.1で設定して試してみました。

元々ISRTが採用されているPCでは仕様表にこんなふうに出ています ↓



http://www.intel.com/jp/support/chipsets/sb/cs-032826.htm などを参考に設定。
1. UEFI画面で、RAIDモードに設定
2. Windows8.1を新規インストール
3. ISRTのソフトをダウンロード、インストール、設定 という流れです。
キャッシュ用のSSDを接続すると、ソフト上で「高速の有効化」が表示されるのでこれをクリックするだけです。




「高速の有効化」をクリックすると↓↓↓↓↓↓↓↓





LB イメージバックアップ11ProでISRT環境をバックアップし、別のHDDに復元を試していると、バックアップ時と同サイズのHDDでないと、復元先のISRT環境は解除されました。


システムドライブのサイズが変化した場合と、HDDが非AFTの場合は、「高速の有効化」が表示されず、再設定できませんでした。




4TBのISRT環境をバックアップ  復元先1TB・・・ × ISRT設定できず
4TBのISRT環境をバックアップ  復元先4TB・・・ ○ ISRT設定に変更なし
1TBのISRT環境をバックアップ  復元先1TB・・・ ○ ISRT設定に変更なし
1TBのISRT環境をバックアップ  復元先4TB・・・ △ 一度等倍復元してからWindows上でシステムドライブを拡大すれば○
1TBのISRT環境をバックアップ  復元先非AFTの2TB・・・ × ISRT設定できず


それから、ISRT環境は、Windows PE 4.0では認識させるのに別途ドライバが必要です。
最新のPE5.0では、ドライバ不要で認識されます。

また、ISRTを解除せずに別のHDDを接続した場合、元のHDDがPE版で認識されなかったり(画面に表示されない)、パーティション状態が狂っていることが数回ありました。

UEFI(BIOS)画面上やWindows上では見えるので、セクタの状態を見ると、残骸と思われるものが残っており、0で上書きすると、PEで見えない現象が解消しました。




いろいろテストしていると、通常の削除や再フォーマットでは解消しないこのような現象がたまに起きることがあり、こういう場合はディスクの抹消やセクタ編集機能がとてもとても役立ちます ! C(*゚ー^)ノ*・’゚☆

USB 取り外しの注意

USBメモリは、内部のデータ使用中にちょっとメモリ本体を触って、外れかけただけでもそのデータは壊れます!       ……予期せず、猫に踏まれても壊れます。


データどころかUSBメモリも壊れました(苦笑

USB機器内のデータは、意図的に使用中でなくても、様々なソフトが勝手にアクセスして使用中となっていることもあり、特に写真とか音楽のソフトが勝手に待機状態となっていることもよくあります。(LB メディアロック 3の「秘密領域」有効化中もデータが開いている事となります)

取り外すときは、タスクトレイの「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」アイコンをクリックして、取り外しても大丈夫との表示が出てから外しましょう。

いきなり取り外して、データが壊れたりメモリ内のファイルシステムが壊れた場合、回復できないこともありますので、気を付けましょうね。

シャットダウンバックアップ(イメージバックアップ)

※サポート外の使い方です。ご利用は自己責任の範囲でお願いします。

先日の記事で、バックアップをワンクリック(正確にはワンステップですが・・・)で実行する手順をご案内しましたが、今回はその応用編で、退社や就寝前にバックアップを行って、実行後はそのままPCがシャットダウンされるように設定してみたいと思います。

LB イメージバックアップ11 Proなどには、スケジュールのタイミング設定でシャットダウンバックアップはありませんが、処理の終了後に電源を切るオプションがありますので、バッチファイルと組み合わせることで、シャットダウンバックアップが可能になります。

基本的な設定方法は、先日の記事と同じでうす。

※サポート外の使い方です。ご利用は自己責任の範囲でお願いします。

1. LB イメージバックアップ11 Proを起動します。スケジュールバックアップを選択して、バックアップウィザードを起動します。

2. ウィザードを進め、バックアップ対象、バックアップ先を選択します。

3. スケジュールの選択画面では、必ず”処理の終了後に電源を切る”にチェックを入れます。そのまま進め、ウィザードを完了させます。

※バックアップイメージをその都度上書きしたい場合には、『バックアップ時に一意のファイル名を生成する』のチェックを外します。

4. ウィザードが完了したら、『タスクスケジュールタブ』を選択します。登録されたタスクを選択して、右クリックから『プロパティ』を選択します。

5. スクリプトの箇所を確認し、登録されているスクリプトのファイル名を確認します。この例では、以下のファイル名となります。
scr_130514055023847.psl

【POINT】
———————————————————-
LB イメージバックアップ11 Proのスケジュール処理は、上記のスクリプトファイルをWindowsのタスクスケジューラから実行することで、定期実行しています。

Windowsのタスクスケジューラには、次のようなコマンドが登録されています。

C:\Program Files (x86)\LB\Image Backup 11 Pro\program\scripts.exe –rebootonconfirm -Wno –graph –multiple “C:/Program Files (x86)/LB/Image Backup 11 Pro/scripts/scr_??????????????.psl”
———————————————————-

あとは、このコマンドを実行するバッチファイルを作成するだけです。

6. メモ帳を開きます。以下の内容をコピー&ペーストします。

※ブラウザ上だと改行が入ってしまうので、改行は削除します。
※末尾のscr_130514055023847.pslは、6.で確認したファイル名を入れてください。

“C:\Program Files (x86)\LB\Image Backup 11 Pro\program\scripts.exe” –rebootonconfirm -Wno –graph –multiple “C:/Program Files (x86)/LB/Image Backup 11 Pro/scripts/scr_130514055023847.psl”

7. 任意の場所に保存します。この例では、デスクトップに、シャットダウンバックアップ.txtとして保存しました。

8. 拡張子をtxtからbatに変更します。

9. ファイルを実行します。ユーザアカウント制御が表示されるので、『はい』を選択します。

10. バックアップが実行されます。バックアップが完了すると、PCが自動的にシャットダウンされます。今後は、ファイルを実行するだけで、バックアップからシャットダウンまで自動的に行えるようになります。

バックアップが終わると自動的にシャットダウンします。

※batファイルを直接実行すると、上記のように黒いDOS画面がバックアップ中表示されます。非表示にしたい場合には、さらにvbsファイルを用意して、vbsからbatを実行すると非表示にすることができます。

具体的には、メモ帳を開き、下記2行をコピー&ペーストします。
※batのファイル名は必要に応じて書き換えてください。

Set ws = CreateObject(“Wscript.Shell”)
ws.run “cmd /c シャットダウンバックアップ.bat”, vbhide

シャットダウンバックアップ.batと同じ場所に保存して、拡張子をtxtからvbsに変更してください。

※サポート外の使い方です。ご利用は自己責任の範囲でお願いします。

ワンクリックバックアップ(イメージバックアップ)

※サポート外の使い方です。ご利用は自己責任の範囲でお願いします。

LB イメージバックアップ11 Proなどには、スケジュールバックアップ機能があるので、定期的にバックアップを実行することが可能です。ただ、ユーザ様によっては、バックアップは手動でご自身の指定したタイミングで実行されたいという方もいらっしゃるかと思います。

ただ、その都度、製品を起動して、バックアップウィザードを起動して、バックアップ元と先を選択して・・・、手間がかかりますね。

ここでは、スケジュールバックアップ機能を応用して、ワンクリック(ワンステップ)でバックアップを実行する方法をご紹介します。

※サポート外の使い方です。ご利用は自己責任の範囲でお願いします。

1. LB イメージバックアップ11 Proを起動します。スケジュールバックアップを選択して、バックアップウィザードを起動します。

2. ウィザードを進め、バックアップ対象、バックアップ先を選択します。

3. スケジュールの選択画面では、特に何も設定せずそのまま進め、ウィザードを完了させます。

※バックアップイメージをその都度上書きしたい場合には、『バックアップ時に一意のファイル名を生成する』のチェックを外します。

4. ウィザードが完了したら、『タスクスケジュールタブ』を選択します。登録されたタスクを選択して、右クリックから『プロパティ』を選択します。

5. スクリプトの箇所を確認し、登録されているスクリプトのファイル名を確認します。この例では、以下のファイル名となります。
scr_130514043441764.psl

【POINT】
—————————————————–
LB イメージバックアップ11 Proのスケジュール処理は、上記のスクリプトファイルをWindowsのタスクスケジューラから実行することで、定期実行しています。

Windowsのタスクスケジューラには、次のようなコマンドが登録されています。

C:\Program Files (x86)\LB\Image Backup 11 Pro\program\scripts.exe –rebootonconfirm -Wno –graph –multiple “C:/Program Files (x86)/LB/Image Backup 11 Pro/scripts/scr_130514043441764.psl”
—————————————————–

あとは、このコマンドを実行するバッチファイルを作成するだけです。

6. メモ帳を開きます。以下の内容をコピー&ペーストします。

※ブラウザ上だと改行が入ってしまうので、改行は削除します。
※末尾のscr_130514043441764.pslは、6.で確認したファイル名を入れてください。

“C:\Program Files (x86)\LB\Image Backup 11 Pro\program\scripts.exe” –rebootonconfirm -Wno –graph –multiple “C:/Program Files (x86)/LB/Image Backup 11 Pro/scripts/scr_130514043441764.psl”

7. 任意の場所に保存します。この例では、デスクトップに、ワンクリックバックアップ.txtとして保存しました。

8. 拡張子をtxtからbatに変更します。

9. ファイルを実行します。ユーザアカウント制御が表示されるので、『はい』を選択します。

10. バックアップが実行されます。今後はバックアップしたいときに、このファイルを実行するだけです。

※batファイルを直接実行すると、上記のように黒いDOS画面がバックアップ中表示されます。非表示にしたい場合には、さらにvbsファイルを用意して、vbsからbatを実行すると非表示にすることができます。

具体的には、メモ帳を開き、下記2行をコピー&ペーストします。
※batのファイル名は必要に応じて書き換えてください。

Set ws = CreateObject(“Wscript.Shell”)
ws.run “cmd /c ワンクリックバックアップ.bat”, vbhide

ワンクリックバックアップ.batと同じ場所に保存して、拡張子をtxtからvbsに変更してください。このファイルから実行すればDOS画面が表示されなくなります。

※サポート外の使い方です。ご利用は自己責任の範囲でお願いします。

バックアップCD/DVD/BDをWindows PE で起動する手順

LB イメージバックアップ 11ProやParagon Hard Disk Manager 12でCD/DVD/BD にバックアップした場合、バックアップCD/DVD/BDは、Linux/Dos のプログラムで起動できます。

リカバリディスクとして、バックアップCD/DVD/BDで起動してそのまま復元できるようになっております。

Windows上(x86、x64)でバックアップ ・・・バックアップCD/DVD/BDはLinux/Dosで起動
x86PE版(CD起動)でバックアップ ・・・バックアップCD/DVD/BDはLinux/Dosで起動
x64PE版(CD起動)でバックアップ ・・・バックアップCD/DVD/BDはブート機能なし

ですが、処理速度や操作のしやすさ、ハードウェアの認識のしやすさの点などから、Windows PE版で起動し、画面が表示されたらバックアップCD/DVD/BDに入れ替えて復元を行う、という手順をおすすめしています。


バックアップCD/DVD/BDのブート機能をLinux/Dosではなく、Windows PE に差し替える方法があります。
バックアップCD/DVD/BD を1枚に収めたい場合などにお使いいただくと便利です。

※基本的にバックアップはUSB外付HDDへ行われることをおすすめしております。バックアップCD/DVD/BDが複数枚にわたった場合、1枚でも紛失・破損すると復元できなくなります。枚数分ディスクを入れ替える作業も必要になります。


<バックアップCD/DVD/BDのブート機能をWindows PEにする方法>

Windows PEの起動プログラムを作成します。
製品の利用ガイドに記載されている手順で、Windows ADK(AIK)、ブートメディアビルダをインストールします。




ブートメディアビルダは、アップデートが公開されていることがありますのでインストール前にご確認ください。 https://www.lifeboat.jp/download/download.php

ブートメディアビルダをインストールし、実行します。「ISOイメージとして作成」を選択してすすみます。




標準で作成します。




画面にそって進み、ISOファイルの保存先を指定するところにきましたら、ファイル名を「winpe_bootcd.iso」に変更します。(このファイル名でないと失敗します)




ウィザードを完了すると、保存先に「winpe_boot.iso」のファイルが作成されます。



バックアップCD/DVD/BDにこのファイルを組み込むと、WindowsPEでブートできるバックアップCD/DVD/BDになります。

組込み手順は、Windows上でバックアップする場合も、CD起動でバックアップする場合も同じです。


<CD起動(PE版)でバックアップする場合> で試してみます。

CD起動でバックアップする場合は、作成した「winpe_boot.iso」をUSBメモリ等に保存します。


CD起動メニューからLB イメージバックアップ11Proをクリックします。




操作画面が表示されましたら 「ツール」-「設定」をクリックします。




「CD/DVD/BD書き込みオプションをクリックします。



「起動オプション」の「参考」をクリックし、保存してある「winpe_bootcd.iso」を指定します。




「CD/DVD/BDからの起動の設定」は、
「すべてのCD/DVD/BDからブート(起動)を可能にする」 にします。


以上の設定で、バックアップを実行します。バックアップウィザードを起動します。




保存先はCD/DVD/BD を指定します。

ウィザードにそって進み、バックアップを実行します。


完成したバックアップDVDから起動すると、WindowsPEで起動します。c(*゚ー^)ノ*・’゚☆



ちなみに復元ウィザードを立ち上げ、CD/DVD/BD内のイメージを選択すると、ブート情報も書き込まれていることが確認できます。