Windows10のセーフモード起動

パソコンに変なソフトを入れてしまい、異様にパソコンが重くなったり、挙動が変なとき「セーフモード」で起動してアンインストール、修復、動作確認する事があります。

「セーフモード」とは最小限のWindowsだけで起動するモードで、インターネット接続、セキュリティソフト、常駐ソフトは全て止まり、画面の解像度も基本レベルのみでの起動となります。

WindowsXP、Vista、7等は、起動時のメーカーロゴ画面で「F8」キーを連打が有名でした。最近のWindows8/8.1/10では、「高速スタートアップ」が存在しますし、「F8」キー連打が効かない事もあります。

「Windows8/8.1/10」ではどのようにセーフモード起動するのか。ご案内します。

■セーフモード起動手順

「スタート」の上で右クリックして「電源」をクリックします。シフトキーを押しっぱなしにしたままで「再起動」をクリックします。

終了時に「オプションの選択」画面が表示されます。「トラブルシューティング」を指定します。

続く画面で「スタートアップ設定」を指定します。

「スタートアップ設定」の説明画面で「再起動」をクリックします。

再起動時に表示されたオプションの中から、「セーフモードを有効にする」を指定します。

セーフモードは、「壁紙はなく、黒い画面で、画面の四隅に『セーフモード』と表示されます」。

この方法で起動したときは、用が済んだら、「電源」-「再起動」をクリックすれば、通常の起動となります。

■どんなOSでも起動している環境から「セーフモード起動を指定」方法

OSに準じた手順で「スタート」-「ファイル名を指定して実行」を呼び出します。Windows10の場合、「スタート」の上で右クリックした一覧内に存在します。

msconfig

と入力して「OK」すると「システム構成」画面が表示されます。「ブート」タグを指定し、「ブート オプション」にて「セーフ ブート」にチェックを入れて「適用」後「OK」し、再起動を促される画面を確認して再起動します。(WindowsXPでは「システム構成ユーティリティ」という名称)

用が済んだらセーフモード画面で再度「msconfig」で「システム構成」に進んで、「ブート オプション」の「セーフ ブート」のチェックを外して「適用」後「OK」しないと、再起動してもずっと「セーフモード」起動となりますので、ご注意を。

Sticky PasswordをUSB鍵で使用する


Sticky Password プレミアム は、マスターパスワード一つを覚えておけば、たくさんのWebサイトのログイン情報を安全に管理してくれるソフトです。



Sticky Passwordが有効になっていると、Webサイトやアプリケーションのログインを自動で行ってくれます。



Sticky Passwordのマスターパスワードは、パスワード入力をする代わりに、『USB HardLocker4』のように、USBメモリ等をカギに設定することも可能です。

USBメモリを接続している間はSticky Passwordが動作し、USBメモリを抜くとSticky PasswordがOFFになります。
設定方法は下記の通りです。


●USBメモリをSticky Passwordの鍵に設定する

Sticky Passwordを起動します。

右上の「メニュー」-「設定」をクリックします。



「セキュリティ」を選択し、「認証方式」から「リムーバブルデバイス」を選択します。

※Bluetoothは、環境にもよると思いますが、離席して遠くに行かないと接続が切れないことがあるため、鍵としてはおすすめできません。


USB機器を接続すると、画面に表示されます。カギにする機器を選択して、「設定」-「保存」をクリックしてください。


※残念ながら  ROCKEY2 はSticky Passwordでは認識されませんでした・・・・

Sticky Passwordも、USB HardLocker同様、USB機器の個体番号で判別しています。
(同メーカー、同型のものでも、個体が識別されます)


USB機器に、さらにPINを設定することも可能です。USB機器+パスワードで解除する設定です。20桁以上OKです。


この設定にすると、USB鍵をさしたとき、以下の入力画面が表示されるようになります。




※USB鍵やPINをやめたい場合は「リセット」をクリックしてください。または「認証方式」で「パスワード保護」を選択してください。


以上で設定完了です。USB機器が接続されているときはSticky Passwordが有効になり、取り外すと無効になります。



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万一USB鍵を紛失したり、PINを忘れた場合は、マスターパスワードが必要です。
どちらにしてもマスターパスワードは忘れないようにお願いいたします。
マスターパスワードを忘れてしまった場合、再度使用するにはこれまで登録した全情報がいったんクリアされます。
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●USB HardLocker4といっしょに使う!

上記の設定を行ったUSB機器をUSB HardLocker4(ユーエスビー ハードロッカー4)でもカギに設定すれば、セキュリティと便利さがダブルになり、楽しいです c(*゚ー^)ノ*・’゚☆

USB鍵を接続すると、スクリーンロックが解除され、Sticky Passwordが有効になります。
USB鍵を抜くと、Sticky PasswordがOFFになり、かつスクリーンロックがかかってガードします。


USB HardLocker4
https://www.lifeboat.jp/products/uhl4/index.php


MP3について(その4)

前回はビットレートについて「一体何なのか」、という事をお伝えしましたが、今回はこのビットレート、どれくらいにするのがベストなのか、という事を中心にお話ししていきたいと思います。


※ちなみにビットレートについては、ファイルを右クリックして「プロパティ」の「詳細」タブから確認が出来ます。

■【音質とサイズ】
前回お話しした通り、MP3でのビットレートの上限は320kbpsですが、ビットレートが高いとファイルに詰め込まれる情報量も増えるため、当然その分サイズも大きくなってしまいます。
とはいえ、MP3のビットレートの大小に関しては、そこまで極端なサイズ変化があるわけではないので、実はあまり気にするほどではなかったりするのですが。

■【再生環境や可聴域との関係】
一般的に、CDに近い音質で聴くには128kbps 以上必要となるのですが、128kbps~192くらいまでのものだと、再生環境にもよりますがそこそこ良いスピーカーやイヤホンを使っている場合は意外と音質に違いが出てきます(主に高域や奥行き、音の密度感等)。

それよりも高ビットレートのものになると(256kbpsや320kbps)、相当耳の良い人やエンジニアの人が聞き分ける気でしっかり集中して分かるかも、というレベルですし、そもそも普段使っているような再生環境では音質差を再現しきれないので、耳の良さ云々以前に環境的に聞き分ける事が不可能な場合が多いです。

逆に128kbpsより低いものになると、PCのデスクトップスピーカー等で聴いても分かるくらい顕著に音質の悪さが目についてきますので、「ラジオのような質感で聴きたい!」とか「ギザギザした音質で編集をしたい!」というような場合でなければ敢えて落とす必要もないかと思います。

■【結局どのくらいのビットレートにするのが良いのか】
基本的には128kbps以上、というのを標準に考えて、あとは自分が良く利用する再生環境音に併せて決めて頂くのがベストとなります。
普段からスピーカーやイヤホンで音楽を聴いていて、音質も気にするという方であれば192kbpsくらいにしておくとちょうど良いかもしれません。ファイルサイズも最大ビットレートにするより少し節約できます。

256kbpsとかになってくると、正直違いを聞き分けるのは非常に困難なので、無理にここまで上げる必要もないですが、ハイエンド機器等の非常に高度な再生環境をご利用で音質にかなりのこだわりがある場合はこの辺りでも良いかもしれません。

320kbpsまでいくともはや気持ちや空気の問題になってくるので、基本的に人間である以上聞き分けるのは無理かと思われます。気持ちや形から入るという人向けです。
ただ、最近はストレージも容量の大きなものが多いので、容量の節約を行う必要がなければ何も考えずに320kbpsにしてしまうというのもアリかもしれません。

■【注意点】
ビットレートが高いほど音質が良くなる、というのは前述の通りなのですが、何度も変換を行うといくら高ビットレートであってもその分音質は劣化しますので、変換はなるべく大元となるデータから行った方が良いです(例えば同じ192kbpsのMP3ファイルでも、大元となるデータから1回だけ変換を行ったものと、2回3回と変換を行ったものでは、後者の方が音質が劣化します)。

■【最後に】
長々と4回にわたりMP3(とついでにビットレート)についてお話してきましたが、今回で最後となります。お付き合いいただきありがとうございました。
豆知識として何かにお役立頂ければと思います。

MP3について(その3)

音質を気にする方だと、MP3ファイルを扱う上でも目にすることの多い「ビットレート」という単語。何となく音質をかなり左右する感じが漂います。
Audials Tunebite 2016 Platinumやi tunesなんかでもこのビットレートというものを上げたり下げたり、変更(変換)をする事が出来るのですが、一体ビットレートとは具体的にどういったものなのか。
前回はMP3という形式そのものについてお話ししましたが、今回は、このビットレートというものについてお話したいと思います。

■【ビットレートとは】
1秒間に転送されるビット数、つまり「1秒間の間にどれくらいの量のデータを詰め込むか」という事を表したもので、「~kbps」という数値で表示されます。
1秒間の間にやり取りする(使用する)データ量が多ければ多いほど、その分だけ情報の再現度も高くなりますので、基本的に「ビットレートが高いほど音質は良くなる」と考えて問題ないです。

■【ビットレートの最高値と音質】
MP3でのビットレートの最高値は320kbpsであり、勿論この状態がMP3形式で一番音質の良い状態のものとなります。
ただし、どんなにビットレートを上げても、元より良い音質にはなりません。あくまでこの「~kbps」の数値が高い程、より元の情報を正確に再現できる(元の音源に近い音質で再生される)という事になります。変換を行う場合はなるべく音質の良い状態のものから行った方が良いでしょう。

■【具体的な音質の違い】
上記でも述べましたが、ビットレートが下がるほど音声ファイルを構成する情報量が少なくなるため、必然的に音質は劣化します。具体的に言うと主な違いは周波数域で、ビットレートを下げるほど基本的には高域の周波数が削られていきます。
とは言っても128kbps以上のものだと削られる音域はほぼほぼ人間の可聴域では聞き取ることの難しい超高音域の部分なので、まあよっぽど低いビットレートでない限りはあまり問題ないのですが…

という事で、またまた次回へ続きます。
次回はどのくらいのビットレートがちょうど良いのか等についてお話ししたいと思います。

MP3って?(その2)

前回はMP3の圧縮方式について簡単にお話ししました。

今回ももう少しMP3についてご紹介したいと思います。

■【MP3のメリット】

MP3の最大のメリットはそのサイズの軽さです。一般的な環境ではほぼCDと変わらない音質で聴く事ができ、なおかつ多くのファイル数を保存できるので、ご自宅のPC等に沢山の音楽を入れて楽しんだりipod等の携帯音楽プレイヤーで持ち運んだりするのに非常に適しております。

また、もう一つのメリットとして、MP3は互換性が高い形式であるため、現環境であれば大体の再生環境に対応できます。
他にもAAC等、MP3より圧縮率が高くて音質もより良い形式はあるのですが、この互換性を考慮すると、少なくとも現段階ではMP3が一番無難かと思われます(汎用性の最も高い形式です)。

■【実際にサイズ差を比較してみる】

上記でも記載しましたが、MP3の最大の魅力は音質が良い割に軽いという、そのサイズです。
…という事で、実際にファイルをWAVからMP3に変換し、どれくらいファイルサイズに差があるのかを比較してみたいと思います。

変換は折角なのでAudials Tunebite 2016 Platinumで行いました。

今回の例では10分の1とまではいきませんでしたが、変換前と変換後ではやはりファイルサイズが格段に違います。

■【実際の音質の違い】

この後いくつかのファイルでWAVをMP3に変換し、音質を聞き比べてみましたが、少なくとも手持ちのイヤホンでは正直違いはよく分かりませんでした…。MP3の方が若干音が軽い気がしなくもないような…?
なんにせよ、編集等を行うならともかく、プレイヤー等で普通に聴く分にはMP3で問題なさそうです。

…という事で、更に次回へ続きます。次回はビットレートについてのお話です。