USB Type-CをUSB HardLockerで利用する

昨年あたりから、タブレットやモバイルノートPCでこんなインターフェースを備えたものが増えてきています。
USB Type-Cという名称ですが、ここにUSBフラッシュメモリーなどを差し込んで「USB HardLocker」の鍵に利用できるでしょうか。

Type-c コネクタ(メス)                   Type-cコネクタ(オス)
これは充電器専用機なので実際には使用できません)

手元にあったサンプル機器の例がよくないのですが、Type-cのコネクタやUSBフラッシュメモリーは「USB HardLocker」や「LB パソコンロック」のロックに利用できます。USB-Type-Cのコネクタの説明には、USB3.1、USB2.0、サンダーボルト対応などと表記されていますが、USB3.1、3.0、USB2.0のどれかが表記されていれば、利用可能です。

「ROCKEY2」はType-Aのコネクタですが、アダプタを利用してインターフェースを揃えれば、Type-CのみのタブレットPCで利用することもできます(下図の右2つのアダプタを使って無理にType-Cにします)。

USBのコネクタは何種類もあって面倒ですが、左の2種類はよく見かけると思います。
左から順に「Type A」、「Type B micro」、「Type C」となります。

ついでに他のUSBコネクタの写真も載せておきますが、これらを「USB HardLocker 」などで利用することもできます。


左から順に「Type B mini」、「USB 3.0 micro」、「Type B」

※ PC側、USB機器共に「USB HardLocker」に利用可能でも、ケーブルだけが充電専用のために実際には使えないこともあります。「Type B micro」の場合は特に充電専用のケーブルが多く出回っているようです。ロックの解除ができないと困るので、利用前には鍵チェック用のツールでチェックしておくことをお勧めします。
チェック用のツールはこちら → https://www.lifeboat.jp/products/usb/usb_check.php

コピー!?引っ越し?乗せ換え?  (初心者向け)

コピー機で簡単に文書コピーができる時代です。

パソコンライフの中で、様々に「コピー」と言われるものの動作があり、一括に【コピー】と言っていても仕様や動作が分かれています。

■データのコピー

通常は、データを右クリックして「コピー」して、コピー先で同様に右クリックして「貼り付け」します。文字列であったり、フォルダやデータ自体であったりしますが、複製を作るという意味では同じです。

右クリックして「コピー」や「貼り付け」が出ない場合は、キーボードの「CTRL」キーと「C」キーで『コピー』、「CTRL」キーと「V」キーで『貼り付け』、「CTRL」キーと「X」キーで『切り取り』です。

■データをコピーしてバックアップ

個々のデータを間違えて消さないように、『コピー』して別のハードディスクに『貼り付け』して、バックアップするのはファイル単位のバックアップです。

自分で、チマチマと1データずつコピーするのではなく、自動的に(世代も重ねて)コピーしてくれるソフトがあります。
「LB ファイルバックアップ4 Pro」です

LB ファイルバックアップ4 Pro  製品情報

■ハードディスク/パーティションのコピー

ハードディスク/パーティションは、ファイルやデータの様に、右クリックして『コピー』はできません。ハードディスク/パーティションは「セクタ」というハードディスク構成データが集まってできています。このセクタ単位でコピーします。専用ソフトが必要です。

購入したパソコンのハードディスクが小さく容量が足りない、高速起動するSSDへ変えたい(でもパソコン自体は買い変えたくない)。ハードディスクの故障に備えてハードディスクごと複製を取りたい。Windows10のアップグレード前に前のWindowsのコピーを取っておく等に使用します。(Windowsもプログラムも設定もコピーできます)
ハードディスクやパーティションのコピーとなりますので、コピー先の相手にも、物理的にハードディスクが必要です。

コピー後は、同じパソコンで、交換して使用することとなります。

専用ソフトは『LB コピーワークス13』、コピー以外の機能もあるのは『LB イメージバックアップ11 Pro』や『LB パーティションワークス15』です

LB コピーワークス13製品情報 LB イメージバックアップ11 Pro製品情報 LB パーティションワークス15製品情報

■OSの引っ越し

同じ「OS」でしたら「ハードディスク」をコピーして、乗せ換えれば別のメーカーのパソコンでも起動する気がしますが、パソコンの土台にある「マザーボード」「CPU」「メモリ」「ドライバ」等ののハードウェアが異なると、同じWindowsでも動作はしません。
OS(システム)内にはその土台(ハードウェア)のドライバ等の情報がありますので、ブルースクリーンエラーなどをはいて立ち上がりません。

パソコンを乗り換える場合には通常は、ソフト類を再インストールして、設定や情報を移行するという、大変な作業が必要です。でも、前のパソコンで使用していたソフトが『正規ユーザーで、インストールCDもライセンスもどこかにあるけど、今は行方不明』、どうしてもこっちのパソコンで使いたい』事もありますね。

このような場合は、引っ越しソフトがあります。『Zinstall WinWin』 ライフボート社では優待案内しています。

『Zinstall WinWin』 優待販売ページ

Windows10のハードコピー

以前も同様の記事を紹介しましたが、改めてWindows10中心にご案内します。よくお問い合わせを頂くと、画面の状態を伺うのですが、口ではなかなか説明できるものではありません。

そこで「画面」を画像としてメールで頂く事となります。「ハードコピー」「画面キャプチャー」「スクリーンショット」と言われる操作です。

■Windows8/8.1/10

「Windows」キーと同時に「PrtScr」キーを押すだけです。

自動的に「ピクチャ」フォルダ中に「スクリーンショット」フォルダを作り、「スクリーンショット(1)」「スクリーンショット(2)」「スクリーンショット(3)」と自動的に名前が付いて保存されます。

最近ではこらちをご案内することも増えました。

■「PrtScr」キー

どのWindowsでも可能なのは、キーボードの「PrintScreen」(「PrtScr」)キーを押す方法です。WindowsXPやVistaではこの方法となります。

「PrtScr」キーはだいたい「F12」キーの横あたりにあります。

(ノートパソコン等でキー側面や下段に青い文字などで「PrtScr」と記載されているときは、同じ色の「Fn」キーと一緒に押すことで有効になります)

取りたい画面が表示された状態で、「PrtScr」キーを押します。何も起きないように見えますが、「ペイント」を開き「編集」-「貼り付け」すると全画面が貼り付きます。
(「ALT」キーと「PrtScr」キーを同時に押せば、全画面でなく、アクティブなウィンドウだけが取得できます)

「名前を付けて保存」で好きな形式で、好きな位置に保存できます。

■「Snipping Tool」

Windowsには、表示画面をそのまま切り取って保存するソフトも標準であります。

Windows10では「スタート」-「すべてのアプリ」-「W」の項目-「Windowsアクセサリ」-「Snipping Tool」

Windows8は「すべてのアプリ」-「Windowsアクセサリ」-「Snipping Tool」を指定します。

Windows7/Vistaでは「スタート」-「プログラム」-「アクセサリ」-「Snipping Tool」

残念ながらWindowsXPにはこの機能はありません。

画面全体が半透明になり、その上に操作用ツールが表示されます。

「新規作成」をクリックして必要な範囲をドラッグします。「Snipping Tool」はドラッグして、必要な範囲が指定できますので、不必要な画面を省けます。(また「新規作成」の横の▼を押して、「自由形式の領域切り取り」にすれば、好きな形の画像が保存できます)

指定した画面を取り込んだ、「Snipping Tool」が表示されたら「ファイル」-「名前を付けて保存」できます。

■デジカメ

ただし上記の方法のいずれもWindowsが起動できる状態でのみ取得できます。
パソコンが起動しない時や、ブルースクリーンの状態では上記の方法はいずれも取得できませんので、その場合は、「スマートフォン」や「デジカメ」で撮影して送っていただく事もあります。

デジカメで撮影する場合は、高解像度では巨大なデータ(一枚の写真が1MBもあると高解像度です)となりますので、メールで送る場合は解像度は下げて撮影するか、圧縮して送るなども手です。最近はクラウドにアップロードしてダウンロードとかも便利ですね。

ConvertX to Video カスタムプロファイル一例

ConvertX to Videoでブルーレイディスクを作成し、テレビで再生すると、音声のみで映像が表示されない事例がありました。→FAQ

再生機器によっては正常に再生できるので、プレーヤー、テレビ側の対応状況による可能性があります。
一部の環境では解像度1920×1080と、フレームレート59fpsの組み合わせで発生しましたので、解像度はそのままで、フレームレートのみ29.97に変換し、変換したファイルをBD1080pで書き込む、という手順を試してみました。


1. 元動画のフレームレートを変換します。映像が表示されなくなる動画を追加し、右下の「カスタムプロファイル」-「カスタムプロファイルを追加してください」をクリックします。


2. 「ファイルからプロファイルを取得」をクリックします。


3. エクスプローラが開きますので、映像が表示されなくなる動画をどれか一つサンプルとして選択し、「開く」をクリックします。


4. 以下の画面が表示されましたら、「OK」、「進む」をクリックしてください。


5. 選択した動画の解像度やフレームレートが読み込まれています。
「ビデオフレームレート」を「30000/1001/」を選択し、「進む」をクリックします。


6. 音声トラック、字幕トラックは「進む」で進み、「保存して閉じる」をクリックしてください。


7. 設定したプロファイルで変換します。「開始」をクリックしてください。


8. 変換が終わるまでお待ちください。


9. 変換が完了すると、変換されたファイルの保存先フォルダが開きます。
初期設定でC:\Users\(ユーザー名フォルダ)\ドキュメント\ConvertXtoVideo\(プロジェクト名フォルダ)
このファイルをブルーレイに書き込みます。
プロジェクトをクリア、またはConvertX to Videoを起動しなおし、変換後のファイルを追加してください。


10. 「Blu-ray 1080p」のプロファイルで書き込み、再生をお試しください。c(*゚ー^)ノ*・’゚☆

Windows NT Serverのバックアップはできますか?

皆さんはWindows NT Serverをご存じでしょうか?Windows 2000 Serverの一つ前ですが、サポートの終了したWindows XPよりも、さらに、さらに古いOSです。

今でも稀に、古くからサーバを使われている法人ユーザ様から、Windows NT Serverのバックアップはでいるのか?というお問い合わせを頂きます。

もちろんサポート外ですが、技術的には、Paragon イメージバックアップ11 Serverで、”CD起動で”バックアップすることは可能です。

実験結果はこのような感じです。

1. Windows NT Serverを用意しました。さすがに会社にも実機はないので、仮想環境です。私も忘れかけてましたが、こんな画面でした。

2. Paragon イメージバックアップ11 ServerのPEベースの起動CDからブートします。さすがにPEは動かないですね。。。エラーで落ちます。

3. こんな時はLinux版です。Linux版起動CDでブートしたところ、起動できました。

4. ハードディスクも認識され、パーティションもNTFSとして認識されています。

5. バックアップ先のディスクを接続してバックアップを実行します。USBポートがないサーバであれば、ネットワークドライブか、内蔵の増設ドライブにバックアップします。

6. バックアップが完了したので、OSの入っていたディスクを外して新しいディスクに復元します。新しいディスクをつないで、CD起動します。以下の通り、1つ目のディスクは空の状態です。

7. 先ほど取得したイメージを復元します。復元すると以下のようにパーティションも含めバックアップ時の状態に戻ります。あえて2倍のサイズのディスクにしたので、後ろの方は未割り当ての状態になってます。

8.PCを再起動します。以下のように、バックアップ時と同じようにNT Serverが起動して使えるようになりました。

同じ要領で、こちらも懐かしいWindows 2000 Serverもバックアップすることができます。

ただ、あまりに古い機器だとCD起動できない可能性があります。その場合はその時点でお手上げですね。まだOSのフロッピーで提供され、インストールされていた時代ですので。

※古いOSをご利用し続けることはお勧めできません。上記もサポート外の情報となりますので、お試し頂く場合も、お客様の責任の範囲で実施してください。