「回復パーティション」を挟んだパーティション操作

LBパーティションワークス15 なら、下記が可能です。

 
      

LBパーティションワークス 15 では、下記のような画面になります。
(上記の画像とはパーティションサイズ等は異なっています。)

  

「空き領域の移動」を選択します。

ウィザードが開きます。「次へ」をクリックしてください。

   

拡大するパーティションを選択します。C:をクリックして、「次へ」

 

必要に応じて、拡大後のCドライブのサイズを指定できます。最大限に拡大する場合は、自動的に処理されていますのでこのまま「次へ」をクリックします。

     

設定が完了です。「完了」をクリックしても、まだ実際の処理はまだ始まりません。

    

操作画面で最終確認し、よろしければ「適用」をクリックしてください。処理が始まります。

   

 

処理完了後、「ディスクの管理」画面をご確認ください。

関連記事:
「回復パーティション」を挟んだパーティション操作

Express5800にServer2022をインストール【2】

【1】 の続きです。
こちらの記事では、 「EXPRESSビルダー」を使用した場合の手順を記載いたします。
https://jpn.nec.com/express/tech/expressbuilder/index.html より

   

EXPRESS BUILDERのDVDを作成して、DVD起動で行いました。DVDの作成手順は、サーバー機のマニュアルにあります。

このまましばらくすると、「OS installation」が起動します。


画面にそって進みます。




OSのインストールをする場合は「セットアップ」を選択


今回はRAID構成も行いますので、「手動設定」を選択


Windows Server 2022をインストールします。




カスタムを選択


「次へ」。




使用するディスクや、RAIDを選択。
接続されているHDD数によって選択肢が変わるものと思われます。
2台のHDDを使用してミラー(RAID1)に設定しようと思います。

※アレイ1、2を選択した場合は、RAID0しか選べませんでした。

ディスク構成やパーティション構成を指定する画面が表示されます。




◆◆ 構成例
OSインストール領域のサイズ等を指定してみます。

①1TB×2台のディスクが搭載されている環境で、RAID1を選択

   
② OSのインストールディスクは500GBに設定


③ システムパーティションは100GBに設定

仮に上記の設定でインストールした場合、このような構成になりました。↓↓



ディスクの設定(RAIDの設定)が完了したら、続いてWindowsの設定になります。


(よくわからない場合はそのまま「次へ」)








「完了」をクリック。






現在セットされている「Expressビルダー」のDVDを外して「OK」


Windows サーバーのインストールディスクをセットして「OK」をクリックします。


ディスクが読み込まれ、セットアップが進みます。


しばらく放置し、気づいたらこの画面になっていました。
Windows サーバーのライセンスを入力します。


条項に同意。


画面はすでに適切な解像度になっています。


サインインすると、ユーティリティのツールがいくつかインストールされている状態で、ドライバもすべて適用済です。非常にラクです。c(*゚ー^)ノ*・’゚☆

Express5800にServer2022をインストール【1】

法人様でよく使用されるサーバー機Express5800に、OSをインストールする機会がありましたので、ごく初歩的な内容ですが忘備用に記載いたします。

メーカーの提供する 「EXPRESSビルダー」を使用すると、ドライバ類がすべて用意されているので、サーバーのインストールが非常にラクでした。RAID構成もできます。自動処理も多く、拘束時間も少なくてすみます。
https://jpn.nec.com/express/tech/expressbuilder/index.html より

   

「EXPRESSビルダー」を使用せずにインストールするとしたら、BIOSでまずRAIDを構成して、Windows Serverのインストールディスクでインストールする手順になります。この場合の手順は下記です。
  
「EXPRESSビルダー」を使用した場合の手順は【2】で記載する予定です。

    

*******

BIOSでRAID構成

専用ツールを使用せず、一般的な手順でRAIDを構成して、サーバーのインストールする場合の手順です。    

  
再起動時にF2キーを押して、BIOS画面が表示されます。

RAIDを構成するには、LSI Software RAID Configuration Utility

続いて Virtual Drive Management

Create Configuration

※すでにRAIDが構成されているとCreateは選択できず、(どこかに)Clear があります。クリアすればCreateがメニューに表示されます。

「Select RAID」でRAID「0」や「1」を選択、「Select Drives」で使用するディスクを「Enable」に設定します。

Enabledにしたら、ここでも「適用」(Apply Changes)を選択して保存します。

↓↓↓ 1TB×2台ついているので、RAID1(ミラー)で930GBの設定しました。
Save Configuration で保存。

※保存を忘れるとRAIDが組まれず、OSインストール時にドライバを適用してもエラーになって進めません。(そこに進むまで気づけなかったです・・・・・・)

Yes

ここでも保存を忘れずに。Apply Changes 、Save&Exit (F4)で 終了します。

RAIDを設定できましたので、続いて Server 2022のインストールディスクをセットして再起動、インストールに進みます。

  

*******

Windows Serverのインストール

  

Windows Serverのディスクで起動するとインストール画面が表示されます。通常通りに進めます。

  

ディスクを選択する画面になると、「ディスクを認識するためのドライバを読み込んでください。」という画面が表示され、ディスクが見えません。
このようになるので、あらかじめドライバを用意して、USBメモリ等に保存しておく必要があります。
ドライバは通常、サーバー機のメーカーのサイトから入手します。型式を調べたり大変です。なので、このような手間を省くために 「EXPRESSビルダー」などのツールをご用意されていると思われます。

お使いのコンピュータに必要なメディアドライバーがありません。これはDVD、USB、
またはハードディスクドライバーの可能性があります。ドライバーが収録されたCD、
DVD、またはUSBフラッシュドライブがある場合は、今すぐ挿入してください。
注意:Microsoft Server オペレーティングシステムのインストールメディアがDVD

ドライブまたはUSBドライブにある場合は、この手順のためにxxしても問題ありません。

上記メッセージの「参照」または下記の「参照」をクリックします。

USBメモリに該当のドライバを入れて読み込みました。互換性のあるドライバが自動的に表示されます。選択して「次へ」。しばし読み込みに時間がかかります。(しばしといっても1分くらい?)

無事に認識されると下記画面になります。「次へ」または「プロダクトキーがありません」で進めます。


どれをインストールするか選択。


チェックを入れ「次へ」。


設定したRAID1の930GBが表示されています。こちらを選択して「次へ」。


インストールが始まりました。(ほっ・・・・・・・)


放置することしばし。気づいたらこの画面になっていました。管理者のパスワードを決めます。入力して「完了」をクリック。


Windowsの見慣れた画面になりましたが、ドライバが最適でないと見えて解像度が低い状態になっています。(間延びした感じの画面)


先ほど指定したパスワードでサインイン。


ネットワークの設定。

間延びしてます。


ひとまずデバイスマネージャを開いてみると、やはり「!」がたくさんあります。スクリーンショット取ればよかったです。見づらくてすみません。
「!」や「不明なデバイス」とある場合は、必要なドライバをインストールする必要があります。

結局「Expressビルダー」が便利なので、各種ドライバはこちらからいただきます。「統合インストール」

「Starter Pack」を選択して「インストール」すれば、必要なドライバをすべて入れてくれます。
このツールがなかったら自分でドライバを調べて入手しなければなりません。

「!」、「不明なデバイス」が消えました。


画面も最適な解像度になり、間延びしていたのが引きしまりました。


この長い過程からもわかるように、標準的なやり方でBIOSでRAIDを組んで、Windows サーバーのディスクでインストールと、たいていの場合、かなり手間ひまがかかります。
【2】では 「Expressビルダー」を使用した手順を記載いたします

今も生きてるFAT32

ハードディスクを「フォーマット」するときに、今は意識せずに「NTFS」にしていると思います。
以前は「FAT32」の選択肢もありました。

最近のハードディスクやUSBメモリ等を購入し、「ディスクの管理」等で「フォーマット」を指定すると
「ファイルシステム」は「NTFS」「exFAT」等しか出ないと感じませんか。

「FAT32」ってなくなったのかと思われるかもしれませんが、それは最近のハードディスク、やUSBメモリサイズ容量が大きくなったから、Windowsの選択肢で出ないだけです。作成するパーティションが32GB以下だったり、メモリ容量が32GB以下は、ちゃんと選択肢が出ます。

このFAT32は今も使用されています。どんなところでかというと、①WindowsとMacの両方で認識ができます。②USBメモリではブート可能にするためにはFAT32である必要があります。

■ブートデバイス作成テスト

Windowsの「インストール」用USBメモリ(ブータブルメディア)を作成してみましょう。

このマイクロソフトのサイト
Windows 用のインストール メディアを作成する

から「Windows10/11」のインストール用ISOやUSBメディア作成用ツールをダウンロードして実行し
「このツールを使用して、別の PC に Windows 10 をインストールするためにインストール メディア (USB フラッシュ ドライブ、DVD、または ISO ファイル) を作成する」を実施します。

インストール用USBメモリ作成の説明サイトには、USBメモリの必要最低量(8GB以上)は記載されていますが、最大値は記載されていません。そこで128GBのUSBメモリで作成してみました。

完成すると! なんと128GBあったのに32GBしか認識されません。「ディスクの管理」で見ると先頭から32GBで「FAT32」で作られていて、残りの85GBは未割り当てになっています。

「ディスクの管理」で領域を広げたくてもできません。通常の「デイスクの管理」では「FAT32」は選択できないのに、なぜこんなFAT32をUSBメモリに施すのでしょうか。

LBイメージバックアップ12 Pro等でUSBメモリを起動メディアに出来ますが、作成すると、Windowsの起動メモリと同様にやはり128GBのUSBメモリでは32GBまでしか使用されません。

実はブータブルUSBにするには、FAT32で32GB以下でないと起動(ブータブル)できないからです。
そして、Windowsの機能ではFAT32の仕様で32GBまでしか作成できないのです。

【おもしろ実験】
LBパーティションワークス15で128GBを全部FAT32にして、ブータブル情報をそこに入れたら起動するのか
結果は…駄目でした。ブート可能デバイスとして認識しませんでした。
パーティションを32GB以下に縮めてみました。ちゃんと認識して起動しました!!

【結論】
起動USBメモリは、FAT32の32GB以下のパーティションでないと起動はできない。
32GB以上のメモリを用意すると、32GBでパーティションが区切られる。

【参考】
250GBや128GBの大容量起動USBメモリで、LBイメージバックアプ12 ProやLBイメージバックアップ11 Pro起動メディアとして作成します。
先頭から32GB部分がFAT32でフォーマットされて作成されます。残りの「未割り当て」を「NTFS」でフォーマットしてドライブ文字を割り当てます。

Windows上のLBイメージバックアップで、「ディスク全体」のバックアップを行い、保存先をUSBメモリの後半のNTFSの新パーティションにします。


バックアップ後、起動可能な、復元用USBとなりました。起動も復元もこの1本で済みました! 全容量が無駄なく使用できます。ちゃんと理解してブート可能なUSBメモリを使いこなしてみましょうね。

プログラム名を[アプリ一覧]から消す

Windowsの「スタート」から出るプログラム名の一覧からソフト名を消す方法を先回の裏ブログでご案内しましたが、スタートから消しても「アプリと機能」の一覧には残っています。インストールされているけど、「アプリと機能」からも見えないようにする方法を今回はご案内します。今回の記事は上級者向けです。

Windows10では「スタート」を右クリックして「アプリと機能」、Windows11では「スタート」を右クリックして「インストールされているアプリ」を指定すると、インストール済みソフトの一覧が出ます。「コントロールパネル」-「プログラム」-「プログラムと機能」でも一覧が出ます。

この一覧に追加されているプログラム名は「レジストリ」で登録されていいます。(レジストリとは、Windows内部のデータベースで、通常は触りませんし、適当に触ると大変なことになります)

前回の「 スタートメニューから消す」とはレベルが異なります。慎重に処理を行ってください。もちろん自己責任す。

■レジストリを確認するレジストリエディタの起動
Windowsの「スタート」を右クリックして「ファイル名を指定して実行」を選択し、
Regedit
と入力します。 「レジストリエディタ」 が起動します。

■今回の例では、弊社取り扱いの法人向けセキュリティソフト(PC監視ソフト)について、PCの使用者に存在を知られない様にする管理者が実施する例となります。ソフトによってレジストリは異なります。

ManicTime、LB アクセスログ2、LB アクセスログ2、USB HardLocker 5、LB パソコンロック5、LB USBロック Plus、LB USBロック Pro でご案内しています。

■「レジストリエディタ」の左側にある階層リストから以下のレジストリのキーを参照します

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall
(上になければ、以下を確認)
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall

この階層には「アプリと機能」「プログラムの一覧」のリストへのデータベースが存在します。

ここからは、Windowsエクスプローラーにあるようなフォルダやデータ名ではない為慎重に操作して下さい。

「キー」と呼ばれているフォルダー名がGUID({ }で囲まれた32桁の文字列)で表示されます。

それぞれのキーを選択して画面右側に表示されるキー「DisplayName」のデータを参照して、ソフトを特定します。(「検索」で探して他の階層のキーを誤って消さない様、十分ご注意ください)

■削除前のバックアップ(エクスポート)
キーを削除する前にエクスポートしておけば後で復元が可能です。

ソフトをアンインストールする場合等は、この「アプリと機能」一覧に存在しないとアンインストールは出来ません。(ソフトによっては上書きでインストールプログラムを実行すると、「アンインストール」が出来るものもありますが…やってみないと分かりません)

念のため、そのような場合に備えてレジストリ「キー」は削除前に必ずバックアップしておきましょう。

「Display Name」を確認した「キー」({ }で囲まれた32桁の文字列) の上で右クリックして「エクスポート」を指定します。名前を付けて保存となりますので、「ファイル名」「保存先を決め」 .reg 形式データを保存します。

■キーの削除

「Display Name」を確認後、「キー」({ }で囲まれた32桁の文字列)を指定して右クリックして「削除」すれば、「プログラムの追加と削除」や「アプリと機能」の一覧に表示されなります。

■キーを元に戻す。

エクスポートしておいた、  .reg 形式データをダブルクリックします。レジストリエディタに登録するかの確認後、登録されます。

レジストリ操作は、似たキーや階層が多く、一つ間違えるとWindowsやソフトの動作に支障が出ます。

バックアップする事、自己責任で行う事をご理解ください。