Windowsのハードディスクメンテナンス機能(初心者向け)

パーティション操作直前に「チェックディスク」をお願いしていますが、「デフラグは残り容量が少なくてできないけど必須?」、「ディスクのクリーンアップしたけどチェックディスクは抜かしてもいい?」「デフラグとチェックディスクはどちらを先にするの?」なんて質問があります。

Windowsに標準で搭載されてるメンテナンス機能の、「チェックディスク」「デフラグ」「クリーンアップ」の違いを簡単に説明してみましょう。

ここに「荷物が乱雑に散らばっている部屋」があるとします。

■「ディスクのクリーンアップ」
これは部屋の中の「ゴミ箱」や散らかっている中で「明らかに不要なもの」を捨てて、部屋の中をきれいにする機能です。多少、足の踏み場はできる事となります。

■「デフラグ」(最適化)
散らかっている荷物を片付ければ、荷物の量は変わりませんが、足の踏み場も広がります。また本棚の本を読む場合も、順番に並んでいれば次の本が簡単に見つかり早く読み進む事が出来ますね。パソコンの動作も本を順に読む作業と同様に、整理されていると次の処理に早く進めて効率がよくなります。

■「チェックディスク」(エラーチェック)
部屋の荷物の下には、カーペットが敷かれていたり、畳敷きだったりします。またその下には床板があります。この床板と敷物がないと荷物が置けません。
このカーペットや畳に傷や汚れがあると、その位置に荷物を置く事で、荷物が汚れたり欠けたりします。もちろん床板に穴が空いていればそこに置いた荷物はひどく壊れてしまいますね。チェックディスクはこの「汚れ」「傷」、「穴」を診断して補修する機能です。

ハードディスクを正しくメンテナンスするのでしたら、「チェックディスク」をしてから「デフラグ」する事が本来は望ましい事となります。

「パーティション操作」の直前は、デフラグはできなくても「チェックディスク」は必須です。もちろんバックアップやコピーの際も「チェックディスク」不足で、正しく操作できない場合がありますので、「チェックディスク」をお願いしています。