MP3って?(その2)

前回はMP3の圧縮方式について簡単にお話ししました。

今回ももう少しMP3についてご紹介したいと思います。

■【MP3のメリット】

MP3の最大のメリットはそのサイズの軽さです。一般的な環境ではほぼCDと変わらない音質で聴く事ができ、なおかつ多くのファイル数を保存できるので、ご自宅のPC等に沢山の音楽を入れて楽しんだりipod等の携帯音楽プレイヤーで持ち運んだりするのに非常に適しております。

また、もう一つのメリットとして、MP3は互換性が高い形式であるため、現環境であれば大体の再生環境に対応できます。
他にもAAC等、MP3より圧縮率が高くて音質もより良い形式はあるのですが、この互換性を考慮すると、少なくとも現段階ではMP3が一番無難かと思われます(汎用性の最も高い形式です)。

■【実際にサイズ差を比較してみる】

上記でも記載しましたが、MP3の最大の魅力は音質が良い割に軽いという、そのサイズです。
…という事で、実際にファイルをWAVからMP3に変換し、どれくらいファイルサイズに差があるのかを比較してみたいと思います。

変換は折角なのでAudials Tunebite 2016 Platinumで行いました。

今回の例では10分の1とまではいきませんでしたが、変換前と変換後ではやはりファイルサイズが格段に違います。

■【実際の音質の違い】

この後いくつかのファイルでWAVをMP3に変換し、音質を聞き比べてみましたが、少なくとも手持ちのイヤホンでは正直違いはよく分かりませんでした…。MP3の方が若干音が軽い気がしなくもないような…?
なんにせよ、編集等を行うならともかく、プレイヤー等で普通に聴く分にはMP3で問題なさそうです。

…という事で、更に次回へ続きます。次回はビットレートについてのお話です。