LBパーティションワークス15 SP1 の抹消機能

LBパーティションワークス15 SP1には、パーティションの抹消機能が追加されています。

「抹消」は、通常の「削除」と違い、内部のデータを復元ツールでも復元できないように厳重に消去する機能のことです。パソコンを他者に貸し出したり、ハードディスクを廃棄する際などにご利用ください。
※パーティション単位での抹消機能になります。ファイル単位、ハードディスク単位では行えません。


抹消手順

1. 抹消したいパーティションを右クリック「パーティションの削除」をクリックしてください。


2. 「ボリュームラベルを確認しない」にチェックを入れ、「詳細オプション」をクリックしてください。


3. 「パーティションデータを抹消」にチェックを入れ、「はい」をクリックします。
通常は初期設定のまま「はい」で十分です。

※「代替え値」は、セクタに書き込む文字です。
※「抹消回数」を増やすほど、より厳重になり、時間もかかります。
※「抹消結果を検証」は、文字がきちんと書き込まれているかチェックします。


4. 「適用」ボタンで実行します。



・・・・抹消の際、本当に文字が書き込まれているのでしょうか?

代替え値を適当に「35」に設定してみました。(「ASCⅡ値」が自動的に「5」になりました。)
こちらで実行。


「パーティションを削除」まで完了してしまうと、何もなくなってしまうので、文字が書き込まれたあたりでキャンセルしてみました。


するとパーティションが削除されず残ります。「セクタの表示」で中をのぞいてみると


本当に「35」と「5」が書き込まれています!


ちなみに通常に使用されているCドライブの内容はこうです。


どんなデータが書かれていても一定の文字で上書きするので、復元ソフトを使用しても過去のセクタの痕跡を読みだせなくなる、という仕組みです。c(*゚ー^)ノ*・’゚☆


100GBのパーティションを初期設定で抹消した場合、処理時間は20分ほどでした。
(速度はPCのスペックにもよります)