以前、Windows PEとはどういうものか、についての記事を掲載しました。
今回は、Windows PEのバージョンが違うと何が変わるのか、ご紹介します。
まず、LB イメージバックアップ11 ProのWindows PEの起動メディアを2つ用意します。
1つはWindows PE 3.0で、もう1つはWindows PE 5.0のメディアです。
このメディアをWindows 7のテスト用PCで起動して、動作を比較してみます。
まず、Windows PE 3.0のメディアから起動してみます。起動したら、「オプション」
→「ネットワーク構成」を選択します。
すると、「ネットワークが存在しないか、または起動されていません」と表示されて
ネットワーク構成の画面が起動できません。
同じ操作をWindows PE 5.0のメディアで行うと…
ネットワーク構成の画面が起動しました。
このように、Windows PE 3.0とWindows PE 5.0では、認識できる環境が
異なることがわかります。テスト用の環境では、Windows PE 5.0では認識できて
Windows PE 3.0では認識できない、という結果でしたが、もっと古いXPの環境だと、
逆にWindows PE 3.0で認識できてもWindows PE 5.0では認識できない、という結果に
なる可能性もあります。
今回のテストではネットワークでしたが、ハードディスクが認識されないことも
稀にありますので、場合によっては、ハードメーカーのサイトなどから
その環境に合ったドライバを入手しなくてはならないこともあります。でも、
ドライバを追加すれば認識できるとはいっても、そのまま使えた方が楽ですよね。
もし、最初に作ったバージョンで認識されない場合、PEのバージョンを変えて
メディアを作成すると、うまくいくかもしれません。