以前、Windows PE版の起動メディアの作成についてご案内しましたが、
起動用メディアに使用できるのはCDやDVD、USBメモリです。一番馴染み深いのは
CDではないでしょうか。起動用のCDを作成する方法はマニュアルに記載されているので、
USBメモリを使用してみます。
起動CDでも起動USBメモリでも機能は同じですが、USBメモリを使用した方が起動する
までの時間は早いです。
ここで使用するのは容量1GBのUSBメモリです。作成の際に、このメモリの中身は
すべて消去されますので、必要なデータが入っていないメモリを選択します。
製品によって異なりますが、作成にはおよそ300MB前後の容量が必要なので、
512MB以上のメモリを使用してください。
では、起動メディアを作成してみましょう。ここで使用しているのは、
LB イメージバックアップ11 Proですが、どの製品でも操作は共通です。
まず、ブート メディア ビルダーとWindows AIK/ADKをインストールします。
インストールが完了したらブート メディア ビルダーを起動します。
実際の操作は起動CDを作成するときとほとんど変わりません。「起動メディアの種類」
を選択する画面で「USBメモリ」を選択します。
あとは、起動CD作成の際と手順は同じです。作成を開始する直前に、USBメモリの
データが消えることを確認するメッセージが表示されます。
ここで「OK」をクリックすると作成が開始されます。
完成したらUSBメモリから起動できるか確認してみます。USBメモリを挿した状態で
起動メニューを表示すると、起動メニューに表示されました。これを選択します。
起動できました。
画面ではわからないですが、やはりUSBメモリの方がCDよりも起動が早いです。
作成時にUSBメモリのデータが消されてしまいますが、使っていないUSBメモリが
あれば、一つ作っておくと便利かもしれませんね。