LB イメージバックアップ11 Pro、LB コピーワークス13、LB パーティションワークス15など製品の注意事項に、
※ソフトウェアRAID、LVMには未対応です(BIOSレベルで制御されるハードRAIDには対応可能です)
といった注意事項が記載されています。
そもそもLVM(logical volume manager)とは、複数のディスク(パーティション)にまたがった領域を一つの論理的なディスクとして扱うことのできるディスク管理機能のことです。LinuxをはじめとしたUNIX系OS上で利用できる機能です。Windowsのダイナミックディスクに近い存在と言えるかもしれません。
ただ、この領域はあくまで論理的な領域(OSレベルで制御されている)となるため、イメージバックアップツール、コピーツールでは対応できません。
実際に製品上で確認すると、ハードディスクの枠しか表示されなかったり、
ディスク自体が認識されなかったり、
Linux版の起動CDで確認すると、ハードディスクの枠しか表示されなかったりします。
もちろん、Linux系は弊社ではサポートしておりませんが、技術的には以前の記事でご紹介したように、バックアップやコピーが可能です。
ただし、LVM環境では、上記の通りまったく使えません。最近のLinuxでは、標準でOSをセットアップするとLVMが利用されるので、使っていないつもりでも実はLVM環境になってしまっているケースがあります。
LinuxでLVMが利用されているか、Linux上で以下のコマンドで確認することができます。
fdisk -l /dev/sda
=> Linux LVM と見えればLVM
mount
=> VolGroup00**** と見えればLVM
ご参考までに。