「イメージ」でバックアップするとか、ISO「イメージ」からCDを作るとか、初めてパソコンを触る方には何だか難しそうに聞こえますが、実はこんな風に考えると簡単です。
ここに料理があります。
湯気が出てて、美味しそうな御馳走です。どこかに持って行ったり、長期保存はこのままでは無理なので、「冷凍して圧縮して密封」します。この「冷凍して圧縮し、小さく密封」したものが「イメージ」です。
イメージにしておけば、ハードディスクにたくさん保存出来たり、持ち運ぶのも簡単です。
必要なときに戻せば、また元通りになります。
料理なら「冷凍」で冷蔵庫、「解凍」で電子レンジの2つのマシンがいりますが、ソフトは1つで冷凍も解凍もできます。
では、どんな「イメージ」も同じ電子レンジでチン★と「解凍」できるのでしょうか?
■バックアップイメージ
ハードディスクやパーティション、データをバックアップする場合は、メーカーによって「冷蔵方法」も「解凍方法」も異なり、共通性はありません。
ソフトメーカー、パソコンメーカー独自のイメージと復元方法が使用されます。
LB イメージバックアップ 10でバックアップした場合、LB イメージバックアップ 11 proでは復元が可能です(上位互換で共通)が、他社の「バックアップソフト」でバックアップしたものは、戻すことは出来ません。
■ISOイメージ
CD/DVDをイメージ化する時には、通常ISOイメージを使用します。企業でISO9000取得とか、カメラでISOフィルムとかISO感度なんて言葉で知っている方も多いかもしれません。あのISOと同じ意味です。
(ISO9000 取得なんて時はアイ・エス・オー9000なんて読みますが、ISOイメージ等の場合は、イソ・イメージと呼んでいます)
国際標準化機構が定めた規格で、会社や個々の規格ではなく、世界的に共通で使用出来ます。
ISOイメージを戻すには、CD/DVD書き込みソフトが解凍用「電子レンジ」に当たりますが、どんなメーカーのソフトでも戻せます。Roxio…でもneroでも、フリーソフトでも、元のCDに復元できます。MicrosoftのWindows7以降では、Windows自体にもISOイメージから書き込む機能があります。
ソフトを使用して、ISOイメージからCD作成については、過去のブログでも取り上げていますのでご参照ください。
ISOイメージについて
書き込みソフトを使用する時は、ISOイメージをそのままデータCDとして書かないでくださいね。「イメージ書き込み」メニューを使用しましょう★