ドライブバックアップとファイルバックアップ(2)


「ハードディスク全体」や「Cドライブ全体」のバックアップは、ハードディスクの「セクタ」単位でみて、その時、どのセクタにどんな内容が書かれているかを保存します。

復元時は、そのセクタの情報を再現します。

セクタを直に取り扱うので、ファイルの種類がどうこう、というのはなくなります。
セクタ情報は、こんなかんじ↓↓




そのため「不良セクタ」があると、正常に読めず動作できません。
事前のエラーチェックが重要になり、不良セクタのあるHDDはサポート外とさせていただいております。


●処理速度の比較です。
Windows7 Cドライブ100GB、データ量およそ25GB



ちなみに、ファイル単位のバックアップを復元すると、下記のようなフォルダに全データが入って復元されます。


この点も、ファイル/フォルダ単位のバックアップ/復元では起動できない理由になります。
(復元しても、Cドライブのデータがフォルダに入っていたのでは起動できません)

この場合やるとしたら、ファイル転送ウィザードでイメージを展開して、フォルダから出して復元します。

※「ファイル転送ウィザード」で、バックアップイメージを開き、「.pfi」の拡張子のファイルをダブルクリックすると、イメージが展開されます。

展開されたイメージを、フォルダ/ファイルごとにクリップボードに移します。
「次へ」進むと、転送先指定の画面が出ます。
ただし、Windowsのシステムファイルはここでもうまく転送できないことが多いです。Linux/Dos版起動CDで行うと成功します。