ネットワークを家庭内で構築する人も増えてきました。
ルーターを使用して、家庭内では無線LANで家庭内ネットワークしたり、wifiルーターを使ったりしてる方も多いと思います。
ネットワーク環境があればデータの保存を、パソコンに直繋ぎのUSBハードディスクではなく、個人レベルでネットワークにデータの保存・共有できる「NAS」が使用できます。
「NAS」とは「Network Attached Storage」の略で、ネットワーク接続されたストレージ(記憶領域)の意味です。
ネットワークに対応した「スマートフォン」「ipod」「Windowsパソコン」「Macパソコン」「携帯電話」「テレビ」「タブレット」「デジカメ」等からデータを保存できますので、スマートフォンで撮影した写真を「NAS」に保存して、パソコンから使用するなんてことが簡単にできます。最近ではテレビ録画したものも対応している様子です。
「NAS」はどうして、Windows以外からのデータも保存できるのでしょうか。
実は「NAS」の中身には、データ保存用ハードディスクとは別に「システム」(OS)が入っていて、そのOSが、相手がWindowsでもMacでも、スマートフォンでも関係なくデータを保存します。その為、直接NASはパソコンに無理に接続しても読めません。(接続用USBポートも、パソコンと同様に「受け」口だけで接続は出来ません)
個人向けNASには「Linux」、法人向けには「Windows ServerOS」が使用される事が多く、OS内の「ファイル共用ソフト」として「Samba」等が使用されています。
また最近は、外付けハードディスクに「簡易NAS」用のルーターを接続した簡易的なNASもありますね。
外付けハードディスクのメーカーが販売している「ネットワークハードディスク」、「個人向けNAS」専用機は設定などでも中身は意識させないようになっていますが、水面下で別OSが頑張って働いているのです。