大容量のUSBメモリで起動して、同じメモリにバックアップを保存したい。2

大容量のUSBメモリで起動して、同じメモリにバックアップを保存したい。 の続きです。
LB イメージバックアップ12でバックアップ/復元操作を行える大容量 起動USBを作成しています。

前回の手順で ISOイメージの作成ができたので、これをUSBメモリやUSB外付HDDに書き込みます。 

   

3、ISOイメージをフリーソフトでUSBに書き込み

(1)「ISO USB 書き込み」等で検索するとフリーツールが見つかります。
ここでは「Rufus」というツールを使用してみます。下記よりダウンロードしてください。
https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/rufus/ 

(2)ダウンロードしたRufusを実行します。ダブルクリックすると、インストールはされないようで、すぐに設定画面が表示されます。

(3)下記のように設定し「スタート」をクリックしてください。


(4)メディアのフォーマットやデータコピーが進み、「準備完了」と表示されましたら完成です。起動をお試しください。

すんなりいけば、書き込み時間はいくらもかかりません。
  
  
(5)4TBのディスクを起動メディアにした例です。
起動したら、バックアップウィザードを立ち上げて、バックアップデータは起動メディア(D:)に保存することができます。c(*゚ー^)ノ*・’゚☆


上記画面の 起動メディア(D:) 内には、起動情報のファイルがいくつか存在します。
パーティション操作をして、バックアップイメージデータと混乱しないように分けることもできます。
 →→ その場合は、 (D:) を1GBに縮小、「未割り当て」ができるのでそこをフォーマットして、データ領域に。
  

 
   
  
■ 残念ながら ISO書き込み時に エラーとなってしまう場合・・・・・・・

PCやご利用環境によって、書き込みがエラーになることがあるようです。
PCとメディアの相性や、また、どうも失敗しやすいPC、というのがあるように思えて仕方ありません。
実際、ちょっと苦労しました。
社内には検証機があるので、複数台のPCで試したり、最終的にはOSをクリーンにしてやったらうまく行きました・・・・・
通常は、そう検証機など用意はできないと思いますので、複数のツールで試したり、メディアを替える等でお試しいただければと思います。
USBメモリスティックではエラーになりにくいのかもしれません。60GBのメモリスティックで1つ試しただけですが、エラー連発のPCでも さくっと成功しました。

環境さえ合えば下記のようなポータブルSSD、アダプタでつなげたHDD/SSDでも起動メディアにすることができます。



もう一つのフリーソフト、「ISO to USB」。
下記のように失敗する場合もあれば、「書き込みは成功したけれど、起動時にメニューに出て来ず起動できない」現象もありました。


Linuxのインストールメディア作成用に紹介されていた 「Universa USB Installer」・・・・・
Windows11を選択して、失敗連発のPCでもすんなり書き込みが完了しました!

  


が、・・・ 起動すると おちゃめなメニューが・・・・・・・ (インストールメディア用なので^^;)

似たようなメニューを何段階か選択して進むと、やっと起動できました。
起動したあとは普通にLB イメージバックアップ12をご利用いただけます。

だいぶ余談となりました。以上、ご参考までです。


大容量のUSBメモリで起動して、同じメモリにバックアップを保存したい。

LB イメージバックアップ12で、USBで起動してバックアップしたいけれど、起動メディアと保存先ディスクをそれぞれ用意するのが面倒、USBで起動してそこにバックアップも保存したい、というご要望が最近多くなっています。
 
大容量のメディアやUSBメモリが登場していますので、ごもっともなご要望と思います。

  
LB イメージバックアップ12のリカバリメディアビルダで作成する場合は、メディアのサイズは32GBまでの対応となります。それ以上の大容量USBで起動メディアを作成されたい場合は、下記の手順をお試しください。

大まかには以下の流れになります。

  1、Windows ADKをダウンロード、インストール
  2、起動メディアのISOを作成
  3、ISOイメージをフリーソフトでUSBに書き込み

順番に詳細手順をご紹介いたします。

    

1、Windows ADKをダウンロード、インストール

この手順ではWindows ADKが必須になります。過去に起動メディアを作成された際などに、すでにインストールされている場合はこの手順は飛ばしてください。

下記にアクセスし、ADKとWindowsPEアドオンをそれぞれダウンロードし、インストールしてください。Microsoftのツールです。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows-hardware/get-started/adk-install#download-the-adk-101261001-may-2024

※Windows ADKは 手順「2、」の途中でダウンロード、インストールすることもできます。

※詳細手順はこちらでご紹介しています。
https://www.lifeboat.jp/info/adk_ib12.php

   

2、起動メディアのISOを作成

(1)LB イメージバックアップ12を起動し、「リカバリメディアビルダ」を立ち上げてください。 「Windows ADKを使用する」にチェックを入れて進みます。
もしドライバの追加等が必要であれば、「アドバンスモード」にもチェック入れて進み、ウィザードにそって必要な情報を追加してください。

(2)ISOイメージを選択して「次へ」

(3)すでにインストールされていますので、そのまま「次へ」をクリックしてください。
(先に進めない場合は、ADKがインストールされていないか、インストール先を変更している可能性があります。)

(4)書き込みが始まります。終わりましたら「完了」をクリックし、LB イメージバックアップ12を閉じてください。

(5)ドキュメントフォルダ内に、ISOイメージが作成されていますのでご確認ください。

このISOイメージをご希望のメディアに書き込めば、起動USBメディアの完成です。c(*゚ー^)ノ*・’゚☆
書き込むツールは 「ISO USB 書き込み」等で検索するとフリーのツールもあります。

具体的な手順は次の記事で ご紹介いたします。
→→  3、ISOイメージをフリーソフトでUSBに書き込み  

  

  

■ 補足

LB イメージバックアップ12のリカバリメディアビルダで、対応サイズ以上のメディアを使用して作成した場合、32GBでパーティションが作成されてしまいます。

「未割り当て」をフォーマットすれば、もちろん使用は可能です。

PCの取り合い!― Multiplicity KVMモード

こちらの続きです。

同一ネットワーク上の複数のPCを操作することができるソフト 『Multiplicity KVM』 で、一台のPCを取り合ってみました。

   

KVMモードでPCを取り合い!


「KVMモード」は、プライマリPCのモニターを切り替えて、セカンダリPCを操作する機能です。

  

まずはグループ1のプライマリPCから接続してみました。
セカンダリPCの内容がモニターに表示され、操作が可能になります。

  

この時、グループ2のプライマリPCから、該当のセカンダリPCに接続してみます。

   

グループ2のプライマリPCに、すぐに接続されます。
グループ1のプライマリPCでは、その瞬間に接続が切れました。


グループ1プライマリの画面拡大
「別のコンピュータが制御を取得したため、このコンピュータへの接続が失われました。」

「OK」を押してMultiplicityの画面からまた接続すれば、すぐに再接続され、グループ2では接続が切れます。


  
   

このようなご利用をされるケースもほぼないとは思いますが、、奪い合いになりませんようご注意ください・・・・・・

    
製品の詳細は こちら です。


PCの取り合い!― Multiplicity シームレスモード

(マルチ プリシティ ケーブイエム)
は、同一ネットワーク上にある複数のPCを操作することができるソフトです。
ご自宅で複数のPCをお持ちの場合などに便利です。
(自宅のPCから職場のPCの操作は、通常は同一ネットワーク上にはないので操作できません。)

一組のマウス/キーボードで、隣のPCの操作を行えるシームレスモードと、PCの画面を切り替えて操作するKVMモードがあります。




 
Multiplicity KVMでは、1グループにつき、1ライセンスが必要です。
1グループにつき1台のPCでライセンス認証を行い、認証したPCからのみ、操作が可能です。

1台のPCを、2台のPCで取り合ったらどうなるか、試してみました。(このテストでは2ライセンス必要です)


    

シームレスモードでPCを取り合い!


グループ1、グループ2のプライマリPCから、同時にマウスでアクセスしてみました。
両方で操作が可能でしたが、表示されるマウスカーソルは1つだけ なので、そのときになんとなく優勢になっている側のプライマリPCの操作がアクティブになりました。交互に操作は可能です。

(( 取り合ったセカンダリPCの画面 ))

キーボードは同時入力が可能でした!
メモ帳を立ち上げたり、一番最初の入力開始時は、それぞれのグループで、マウスカーソルで入力位置をクリックして指定する必要がありますが、

その後は、キーボードを同時に押しても交互に押してもどちらも入力できました。
グループ1で 「g」、 
グループ2で 「h」 を 同時に連打し続けたら、ghghghghghgh と入力されました。
もちろん交互に入力も可能です。

  
半角/全角キーは独立していなくて、グループ 1 で日本語入力すると、
グループ2では半角英数になっていたとしても、グループ1の設定が引き継がれて入力すると日本語入力になりました。
先のPCで使用されていた設定が引き継がれるので、切り替えたい場合はその都度、半角/全角キーを押し直す必要ありました。

入力位置をマウスで指定すれば、どちらのグループでも入力できました。
グループ1のマウスで入力位置を指定して、そこへグループ2のキーボードで入力しても、入力されました。

もちろん、実際にはこのような使い方をするケースはほぼないと思われます・・・・・・。
(( 2ライセンスを用意してこのような使い方をするとしたら、どんな場合があるかな。。?_? ))

次の記事では、KVMモードでの取り合いの結果をお知らせいたします!
c(゚ー^)ノ・‘゚☆

Audials One 2024 Ultra 動画・顔の改善機能 

Audials One 2024 Ultra のアップデート Audials 2024.1.12.0 (2024-03-12)で、ビデオをアップスケーリングしながら人物の顔を改善できる機能が追加されました。下記の通りで、なかなかすばらしい効果です。c(*゚ー^)ノ*・’゚☆
 
 
左 :<元動画>640×360、MP4
中央:2倍アップスケールのみ、顔改善無 1280×720、Webmに自動変換
右 :2倍アップスケール、顔改善有 1280×720、Webmに自動変換


         

Audials One 2024 Ultra をお持ちの方は、顔改善機能をお試しいただくことができます。使用手順は下記の通りですが、ご注意もご確認ください。

●Audials One 2024 Ultraの動画改善機能は、AI処理のため高負荷
 です。長時間の動画を処理する場合は時間がかかります。低スペック
 のPCを使用している場合はエラーが発生したり、処理が停止して
 しまう可能性もあります。こちらもご参考にされてください。
 動画改善機能 処理時間テスト 
 https://www.lifeboat.jp/newblog2/?p=10675
 
● 動画のアップスケールと同時に使用する機能です。顔の改善処理
 だけを行うことはできません。
 
● 軽めのAIモデルを使用した場合や、ご利用の機器によって、上記
 例とは効果が異なる可能性があります。上記例で使用したAIモデ
 ルは、NVIDIA RTX Super Resolution です。

   

顔改善機能 使用手順

1、Audials One 2024 Ultraを最新にアップデートします。(画面左下に、もし「更新」ボタンがあったらクリックしてください。「更新」ボタンがなければ最新状態です。)

  

2、「メディアの改善」を選択し、処理したい動画を指定してください。


3、「アップスケール」を選択してください。

  

4、使用するAIモデルを選択し、「Extra Face Improvement」をONにします。

※ AIモデルがインストールされていない場合は「↓」をクリックして
インストールしてください。ご利用環境によって、ファイルの出力形式
や、GPU等を選択できます。

   
5、「OK」(または「キュー」)をクリックします。

6、「開始」をクリックすると、処理が始まります。終了するまでお待ちください。完成した動画は、元動画と同じフォルダ内に出力されますのでご確認ください。